【エステティシャン】秋山 祐佳里さん 21年間、銀行へ勤めた後、エステティシャンに。現在は、独立をしてエステティックサロン Simon Beauty Clinieque 「Ais(アイス)」を経営。

話 題 度  ★★★☆☆
難 易 度  ★★★☆☆
かかる費用 ★★★★★

いつまでも美しくありたいと願う女性をサポートする仕事、エステティシャン。エステティシャンになるために、専門学校へいく人、エステティックサロンを経営する会社へ入社をし、そこで教育をうける人、技術を学んで独立をする人など、学ぶスタイルも働き方もさまざまです。

今回は、「好きなこと」を見つけるために、納得がいくまで時間をかけ、夢をつかんだエステティシャンをご紹介します。「好き」を「仕事」にするには、どんな道を歩み、夢を叶えたのでしょうか。今すぐ「好きなこと」を見つけなくちゃ!と焦っている方は、ひとつの考え方、生き方としてぜひ参考に・・・。

心のどこかで「やりたい仕事は、これじゃない」と~好きな仕事との出会い~

私の「仕事」に対する考え方に影響を与えたのは、美容師をしていた叔母でした。自分で選んだ好きな仕事「美容師」として楽しそうに働く叔母の姿を見ては、子ども心にとても憧れていました。高校を卒業後、自分の就きたい仕事が何なのかを見つけることができず、お給料の良さに惹かれて銀行へ入社。その後、エステサロンを独立開業する前年 2002年までの約21年間、銀行へ勤めました。エステとの出会いは、20代のころ肌荒れがひどくなったため、お肌のトラブルを改善する目的で友人のすすめるサロンへ通い始めたこと。はじめは、お客さまだったのです。

お肌のトラブルが改善されていく喜びと、年を重ねても美しい肌でいたいという気持ちが強くなり、初めてエステへ通い始めてから独立開業するまでの約13年間、エステへ通いました。エステティシャンになるキッカケは、通っていたエステサロンの方に「興味があるなら、エステティシャンになってみたら?」と言われたこと。30代半ばのころでした。

銀行に勤めながら、心のどこかで「やりたい仕事は、これじゃない」と思っていたので、仕事が休みの日に、エステのスクールへ通うことにしました。学んだ技術はフェイシャル・デコルテ・ハンド・バックで約5ヶ月間、費用は30万円ほどでした。スクールはとても楽しく、「仕事にしたい」と思うようになりました。エステティシャンになるのなら独立をして、美容師の仕事を楽しんでいた叔母のように、自分のサロンを持ちたいと考えていました。とはいえ、そうなれば、かなりの費用が必要です。一度はじめれば引き返すことができない、そう思うと、そのときは気持ちを固めることができませんでした。そこからさらに5年間、自分の気持ちの確認をしながら、独立資金を貯めるために銀行勤めを続けました。

一歩踏み出す前に、もう一度確認を ~進む道を定める~

ちょうど40歳のとき、「いま銀行を辞めないと、ずるずる辞めることができない。やるときはやるぞ!」と思い退職。実はそのあと、趣味でお裁縫をしていたので、パターンナーの専門学校へ通ってみました。本当に自分のやりたい仕事がエステティシャンなのかどうか、一歩を踏み出す前に、もう一度確認をしたかったのです。そしてついに心が決まりましたが、最後にエステのスクールへ通った日から5年のブランクがあったので、再度エステの技術を学ぶ昼間のスクールへ3ヶ月間通いました。

スクールといっても、学ぶ内容はフェイシャルケア・ボディケア・ネイルケア・脱毛などいろいろあります。また、卒業後の就職先を紹介や、独立開業のノウハウを教えてくれるスクールもあります。条件面を自分が望むものと照らし合わせて、いくつかの学校を選んだら、実際に足を運んで体験入学をすることをおすすめします。自分に合うスクールが見つかるまでは、焦らず根気よく探すこと、そして、自分自身がお客さまとなってエステを受けてみることも大切だと思います。私は、13年間お客さまとしてエステをうけてきたので、技術の手順はもちろんですが、お客さまとしての気持ちもわかります。これは、スクールではなかなか学ぶことができないこと。細やかな気配りと相手を思いやる気持ちとは、エステティシャンには欠かせないものです。