1つ1つ丁寧にかつての仕事内容、自分のがんばりを振り返ります。 |
まずはメモとペンの用意を。
専業主婦の期間が長くて、何も書くことはないと思われるかもしれませんが、職務経歴書に関しては、中途で求人に応募する人たちと同じく、前に(それが例え10年前であろうとも!)していた仕事に関して作成していきます。まず、学校を卒業してから、時系列的に、どの会社のどの部署でどんな仕事をしてきたのかを書き出しましょう。ここまでは、履歴書とほぼ同じです。
次にそれぞれの仕事において、どういう成果があげられたのか、自分なりにいかに工夫したのか、仕事を通して何を身につけたのかなどについて、丁寧に書いていきます。
それらの内容を、応募先にあわせてアピールするところ、強調する内容を考えます。最後に、見やすい書類になるようにレイアウトや余白などについても考えます。
完成!これが職務経歴書
*実際には、罫線はありません。 |
ご覧いただいたのは、一例です。先ほども書いたように、職務経歴書の書き方は、これでなくてはいけないという風に決まったものがありませんので、ご自分で研究し、工夫して、再就職に結びつくものを作成してください。
なお、ここでは、自分の経歴を履歴書の職歴の順番にまとめる形式です編年体形式という最も一般的な書き方をしました。ほかに携わっていた業務別に書いていくキャリア形式という書き方もありますが、仕事をした期間がそれほど長くない場合は、編年体形式で良いと思われます。
履歴書も職務経歴書も1枚作ればいいというものではなく、応募先にあわせて志望動機やアピールする箇所を変える必要があります。人によっては、何枚も書かなくてはならないということにもなるでしょう。
「面倒くさい」と思われるかもしれませんが、履歴書と職務経歴書は、過去の自分から未来の自分へのパスポートのようなもの。ぜひ、あなたらしい職務経歴書を作ってくださいね。
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