アフターファイブに"
華やかに働く自分の姿が忘れられない・・・。でも、遠い過去ばかりを見ていても、仕事は見つからない。

過去の栄光とプライドが邪魔して、再就職ができない

また、こんな話もあります。当時の就職したい会社のダントツ1位が、航空会社でした。私の同級生にも、スチュワーデスやグランドホステス(現在では、それぞれキャビンアテンダント、地上職と呼ばれています)になりたいという人がとても多く、またほとんどの人がその夢を叶えていたように記憶しています。高収入で華やかなスチュワーデスとして仕事をし、誰もがうらやむような結婚後、退職。

さて、子育てが一段落した後、お仕事再開も華やかに、マナー講師やソムリエ!とおもいきや・・・元スチュワーデスの友人によると、「みんながみんなそんな華麗な仕事再開ができるわけないじゃない!そういう人たちは、ものすごく努力をした人か、人脈に恵まれた人たちだけ。普通は、新卒でスチュワーデスになっても、そんなに長く働くわけではないし、再就職するにも、普通に会社勤めをしていた人に比べると、できて当然の事務もできない。電話の1本も取れないし、結局ツブシがきかないのよ。でも、”私は、元スチュワーデス”っていうプライドもあって、パートを始めるわけにもいかないし、再就職はなかなか難しいのよ」とのこと。なかなか外から見た華やかなイメージから、思わぬところに壁があるものですね。

グルメ"
憧れの職業に就いた後、数年勤めて、結婚・出産退職。女性は、長い目でキャリアを考えることは、難しいのでしょうか。

昔を引きずる人たちに厳しい意見が、続出!

元スチュワーデスの方々に限らず、特に多く聞くのが、『結婚前、私は○○銀行に勤めていた』『△△証券に勤めていた』という自分の昔の輝かしい姿を忘れられない人たちがとても多いということ。結婚前の自分の姿にしがみついているんですね。

もちろん、昔のように輝かしく働きたいという気持ちそのものは、素敵です。問題なのは、昔の自分と照らし合わせて「だからパートの仕事なんて、私にはできない」とか「そんな地味な仕事ではなくて、もっと私にふさわしい高度な仕事がしたい」というように、以前やっていたことと、本当に今できるのかどうかということを区別して認識しているかどうかということです。

再就職の際に必要になる履歴書や職務経歴書の作成には、確かに過去に携わっていた仕事を振り返る作業が必要なのですが、それは、あくまでも客観的な振り返り。「なんとなくだけど私は、すごいと思う」ということを『根拠なき自己肯定』と呼ぶ人もいます。

また、優雅な専業主婦生活をスタートさせ、子どもから手が離れたら、「自己実現」のために働くのが理想であったけれども、これだけ社会情勢が変わってくれば、「生活のために働く」ということが、現実味を帯びてきます。でも悲しいかな、その状況もなかなか受け入れられず、変な見栄から「うちは夫の収入で十分。私は、別に働く必要がない」と言ってしまう人もいます。働く目的は、収入を得るためだけにあるのではないし、まして「仕事を得ることができない自信のなさ」を「働く必要がない」と言ってしまうのは、あなた自身の人としての価値を下げることになると思います。

再就職、お仕事再開を阻むのは、あなたが気づかないうちにちらちら見せてしまっている「高いプライド」や「自意識の強さ」かもしれません。これは、誰が悪いというというよりは、通ってきた時代によって作られた価値観なのかもしれないし、自分でも気づかないうちに形成されてしまった仕事観によるものかもしれません。でも、これらがあなたが行きたい道を阻んでいるのだとしたら、この記事を自分を振り返るきっかけにしていただけたらと思います。



今回は、ちょっと厳しい内容になってしまいましたね。最近、立て続けにこの世代への苦言を聞くことがあったので、記事にしてみました。全てガイド自身も含めてということで、ご勘弁いただけたらと思います。

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