毎年出かけるアジア各国の旅行先で、買い集めた小物など。アジアンテイストたっぷりのコーナー。 |
図書館の料理関連本は、全て読破!まさに猛勉強の日々
---プロの料理研究家として意識していることは?やはり、生徒さんからの要望にしっかりこたえられることでしょうか。それは、お料理に関する質問に答えることだったり、さまざまな情報提供だったり、美味しいレシピや教え方などいろいろですが、「知らない」「わからない」は通用しないと思っています。
それには、やはり実践とともに知識の蓄積が必要です。数年前になりますが、子どもが小さいときは、図書館に毎日のように通って、子どもが絵本を見ている間に、図書館のお料理の本を読破しました。図書館にない本は請求して取り寄せて、ありとあらゆる料理本を読みました。レシピ以外にも役立ちそうな情報は、コピーを取ってアイデア集としてファイリングしたりしていました。
例えば、カレーを研究しようと思ったら、美味しいと評判のカレー屋さんは必ず行って、舌で味を覚えて、それに近づけるように自分でいろいろ実験みたいなことをやったり。今でも、もちろん日々勉強です。
---教える仕事は、向いていると思いますか?
自分が教室を開くまでは、教える側になるなんてことは思ってもみなかったし、できないと思っていました。でもやってみたら、これが「水を得た魚」。寝不足などで体調が悪いときなど、ちょっと人前に出るのは億劫だなと思っていても、生徒さんたちが来て「美味しい」と言ってくれると、体調が悪いのも何のその。すごく元気になります(笑)。
---収入を得るということについては、どう考えていますか?
料理教室で多くの収入を得るというのは難しいですね。基本的に収入を得なくても生活できますが、それでも仕事をしたいということは、収入以上に価値のあるものだと思っています。
「お料理は、本当に奥が深いもの。これからも、まだまだ学ぶことはたくさんあります。将来は、自分のレシピ本が出せたらいいなと思っています」 |
子どもの手が離れる前に、「何か」が見つかって良かった
---子育てしながらのお仕事について、どう思われていますか?子どもが小さいうちは、当然ながら子ども中心の生活になります。学校から帰ってきたら、ピアノやサッカーなど習い事の送迎もあるので、子どもが家にいる時間は、子どものこと中心。料理教室に必要な食材の買い物も、子どもが学校に行っている間に済ませます。
でも、子どもはいつまでも小さいわけではありません。料理教室を6年もやっているうちに、年少と年長だった子が4年生と6年生になっている。上の子は、来年には中学生です。子どもの成長って早いですね。子どもの成長とともに、徐々に仕事の方にウェイトを移せるようになってきました。
でも、料理教室は子どもがある程度大きくなってからにしようと先延ばしにしていたら、ここまでの歩みはありませんから、これはあくまでも私の場合ですが、子どもたちの手が離れる前に「やりたい何か」が見つかって良かったと思っています。
---最後に、ご自分の将来の夢と、これから料理教室を開きたいという方々にメッセージをお願いします。
将来的には、自分のレシピ本を出版したいです。それから、料理教室を開きたい方は、美味しい料理を作れることと、プロとして教えることは、また別のこと。本人がどこまで頑張れるかだと思います。好きなことを仕事にするって楽しいです。どうぞ頑張ってください。
料理教室スタート以来の生徒さんたち。中には、引っ越した後も、1時間以上かけて通う方もいらっしゃるとか。 |
料理教室Ricetteのブログ→Ricette the Kitchen
なお、Ricette では、現在、生徒募集をしていないので、所在地や連絡先などは、ふせさせていただきました。悪しからずご了承ください。