【メイクアップ講師】岡田 絵梨奈さん某企業海外営業部勤務後、メイクアップ講師に。現在は、フィニッシングスクール「インフィニ」メイクアップ担当、大学非常勤講師や企業研修などでも活躍中。 |
難 易 度 ★★☆☆☆
かかる費用 ★★☆☆☆
今回登場していただくのは、女性をより輝かせる「メイク」のプロ、メイクアップの講師です。欧米では、女性が結婚前に社交術やマナーを学ぶ場所といわれておりましたが、日本では、教養や立ち振る舞いなどを身につけ、内面と外見をバランスよく磨くための学校でもある「フィニッシングスクール」。そこでメイクアップの講師をつとめる、岡田絵梨奈さんが、仕事内容について語ってくださいました。では、早速お話を伺いましょう。
メイクにルールはない!? ~メイクアップ講師への道のり~
今私が講師を勤めているフィニッシングスクール「インフィニ」との出会いは、18歳のころ。同スクールのベーシックコース(約7.5ヶ月間 コミュニケーション学・ファッション・マナーなど)を受講。外見だけでなく、内面にも磨きをかける「インフィニ」の考え方とレッスン内容が、その後の私の人生にとてもよい影響を与えてくれました。大学卒業後は某企業営業部へ就職。仕事をしながらも、同スクールで上級コースを継続して受講していました。企業に勤めて3年経ったころ、今まで学んだものが、自分のなかでフツフツと湧き上がってきたのです。おそらく心の中にずっと「クリエイティブな仕事をしたい」という思いがあったのだと思います。その中で、メイクの道へ進もうと思ったキッカケは、師匠との出会い。メイクの先生を探していたところ、ご縁があって、スタイリストの仕事や、マンツーマンでレッスンをされている先生を紹介してもらいました。先生曰く「ある程度の基礎は必要だけど、その人が興味あるものや、美しく感じるものが表現として出てくるので、メイクにはルールはないんだよ。」と。あまりにも肩に力が入っていた私の概念を、心地よく打ち砕いてくれたのです。この先生を師匠にと、マンツーマンのレッスンを約1年間、メイクはもちろん、関連することは何でも学びました。現在は、フィニッシングスクールのメイク担当として講師を務め、大学の講義や講演会や企業研修などを行っております。女性の美しさが創られる時間 ~メイクアップ講師の仕事とは~
メイクの仕事といっても、メイクアップアーティストのように芸術性の高いメイクやスタイリストなど様々ですが、私がメイクアップの講師を選んだ理由は、一日限りの特別なメイクより、「毎日のメイク」の奥深さに興味があったからかもしれません。メイクのレッスンって至近距離でしょ。言葉だけでは伝わらないテクニックやニュアンスも、鏡や肌と会話しながらだと伝わるんですよね。レッスン中に自然と生徒さんの表情が笑顔に変わっていく瞬間がうれしく、一度経験すると病みつきになってしまいますね。(笑)お化粧をした結果きれいになるのではなく、鏡の前にすわってお化粧をする時間。その、自分自身と向き合っている時間によって、女性の美しさは創られるのではないかな、と思っています。講演会やセミナーでは、大勢の方々を前にお話をさせていただきます。はじめは一方的にこちらの考えをお伝えしているような気がしていた時期もありました。しかし、キレイになるのは私ではなく、聴いてくださっている方々なんです。ですから、大学での授業が10代であれば10代向けの、講演会での講義が50代であれば50代の方々に違和感のない内容を、そして私自身、当日ヘアメイクはもちろん、洋服・使う単語・話すスピードまで細かな点にも気を配るよう心がけています。