女性の転職/女性の再就職・職場復帰

子育てしながら映像翻訳のプロに 後編(2ページ目)

前編では、井ノ迫さんが、いかに翻訳の勉強をしてきたかをうかがいました。後編では、プロデビューを果たしてから現在にいたるまでのお話です。

執筆者:川崎 あゆみ

井ノ迫さん
好きなことを仕事にするジレンマ。でも、好きだからこそ、辛くても乗り越えていけるのではないでしょうか。

プロデビューを果たした今、お仕事の実際

川崎:
教養を身につけるどころでは、なくなってきましたね。楽しいのではないですか?

井ノ迫:
楽しいよりも辛いほうが多いかな。結構、泥臭い仕事ですからね。寝ないでやったりとか。そんなにキレイな仕事ではないですから。でも、充実感が勝ってしまうんですよね。

川崎:
一度に引き受ける仕事の量って、どのくらいなんですか?

井ノ迫:
フリーでお仕事をしていますと、断れないっていうのがありますよね。ですからお仕事が2つ、3つ重なることは、よくありますね。そんなときは、1日中パソコンに向かいっぱなしになりますから、夫と子どもには「今は、話しかけないでオーラ」を発していると思います。

川崎:
1回のお仕事の納期は?

井ノ迫:
50分もの、つまり1時間番組で1週間ですね。最初は、30分もので1週間かかっていたんですが、仕事をしていくうちに、だんだんスピードアップできるようになりました。

川崎:
勉強を始めるときに「やれ!」と応援してくれたご主人は、実際にお仕事を始めてからも応援モードは続いていますか?お子さんの反応は?

井ノ迫:
もう、どんどん応援してくれますね。取材していただいた記事なんかが出ると、会社で自慢しまくっているみたいで。もう、やめてていうぐらい(笑)。子どもは、私が何をしているのか、まだ、はっきりわかっていないとは思うのですが、これお母さんが、やった仕事だよって言うと「すごーい!」と言ってくれますね。家族の応援は、本当に嬉しいですね。

翻訳者になりたい人、必見。必要な素養などについてお話いただきました。>>次ページへ
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