事例3
アパレルメーカーの営業から商品企画職へ
Cさんはアパレルメーカーの営業スタッフとして百貨店などを担当。現場の声を社内にフィードバックしているうちに自ら商品を企画したいと思うようになり、異動を申し出ました。
「以前から商品企画をやりたいという気持ちもありましたが、営業を経験してお客さんの要望を肌で感じる機会を持てたのはとてもよかったと思っています。というか、営業を経験したからこそ、本気で商品企画をやりたいと思うようになったといった方が正しいかもしれません」
●エンドユーザーの要望に耳を傾けることを大切に営業活動をしていると、今、求められているものが見えてきます。それをとらえた上で商品企画という仕事に就けば、営業での経験を大いに活かすことができるでしょう。社内での異動だけでなく、転職でも実現可能な転身です。
独立、転職、社内異動という3つの事例を紹介しましたが、共通しているのは、3人とも営業の仕事を通して、「私ならこうする」という視点を持っていたことだと思います。
単に与えられた商品を売る、目標数字を追いかけるというスタンスではなく、商品が売れたときはなぜ好調に売れたのか、売れなかったときはなぜ売れないのか、どうしたら売れるのかを考えていくと、次の道が見えてくるのかもしれません。
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