【メールマガジンライター】ふくだたみこ さんはじめて執筆を担当したおもちゃ屋さんのメルマガは、All About「スーパーおすすめメールマガジン」部門賞を受賞。現在はメルマガ執筆に加え、メルマガライターを育成する講座の講師もつとめる。メールマガジン制作編集プロダクションとして活躍中。
話 題 度  ★★★★☆
難 易 度  ★★☆☆☆
かかる費用 ☆☆☆☆☆

みなさんは、インターネットでお買い物をされたことはありますか?購入をしたお店から、メールマガジンが届いたことはありませんか?今回は、ネットショップや、その他会社などから送られてくる「メールマガジン」を執筆する仕事、「メールマガジンライター」をご紹介します。

いつも何気なく受け取っているメールマガジンですが、その執筆には特別なノウハウがあるようです。在宅でもできるこの仕事の魅力などについて、普通の主婦から人気メールマガジンライターへの階段を駆け上がった ふくだたみこさんに語っていただきましょう。

私自身を名前で呼んでもらいたい ~結婚・出産・仕事再開~

東京の大学を卒業したあと、群馬のソフトウエアを作る会社に就職。5年間、パソコンソフトのマニュアル(取扱説明書)を作る仕事をしていました。この仕事は、難しいことや複雑なことを、分かりやすく書く技術が必要です。その技術を「テクニカルライティング」、技術をもった人を「テクニカルライター」といいます。日本では、テクニカルコミュニケーター協会が主催する、テクニカルコミュニケーション技術検定があります。私は、この検定の「上級」資格を取得し、マニュアル作りの仕事に活かしていました。

結婚後、長男が生まれることがわかったとき、会社を退職しました。その後次男、三男が生まれ、子育てに追われる毎日を送る中で、いつしか「○○ちゃんのママ」と呼ばれ、私自身を名前で呼んでくれる人がいないことに「私はこのまま年をとっていいのだろうか」と、モヤモヤとした違和感を感じるようになりました。ちょうどそのころ、以前勤めていた会社から「在宅でパソコンソフトのマニュアル作り」の仕事をやらないかと声がかかり仕事をスタート。ひとつ仕事をはじめると、マニュアル作り以外の仕事もやってみたいと思うようになりました。そして在宅でできる新しい分野の仕事へもチャレンジし、ウェブサイトの作成など少しずつ仕事の幅を広げていきました。

真夏に、縄跳びを売る ~メルマガを配信する目的~

はじめてメールマガジン(以下メルマガ)を書いたのは、おもちゃ屋さんのメルマガでした。2003年の夏、ちょうど2年前の出来事です。仕事で知り合った方からメルマガを書いてみないか、と声をかけていただいたのがキッカケです。はじめて書くメルマガに掲載した商品は、1本400円送料500円の縄跳び、季節は夏。こんな時期に縄跳びが売れるのかな、と思いながら「オシャレな縄跳びです」と、商品の見た目について紹介文を書いて原稿を提出。すると、おもちゃ屋さんから「こんなメルマガ読んでも、だれも買おうと思わない」と言われ、原稿を書き直すことになりました。

1週間ほど悩んだ末、当時縄跳びが飛べなかった次男に、縄跳びの練習をさせてみることに。そして、「毎日目標を立てて、少しずつ上達してくんだ」「努力する気持ちを持って欲しい」と、次男の様子や、私自身が感じたことを原稿へ盛り込み再提出。ようやくOKをいただき配信をすると、縄跳びは18本売れ、おもちゃ屋さんにも良い評価をいただくことができました。

ネットショップのメルマガを配信する目的は、商品を売ること。そのためには、ただ情報を伝えるだけではなく「物を売る=読者の心を動かす、感動させる」メルマガを書くことが大切なのです。縄跳びのメルマガを書いたことで、メルマガ執筆の基礎となる考え方、書き方を学ぶことができました。

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