別に悪い報告をしているわけではないのに、なんとなく上司が不機嫌になったり、イライラしはじめた、なんてことはありませんか?
そんなときは、報告の仕方にちょっと工夫をしてみるといいでしょう。
報告を受ける立場にある人たちへのインタビューをもとに、
上司のタイプ別、上手な報告の傾向と対策を考えてみました。
タイプ1:超多忙な上司。または、せっかちな上司
タイプ2:とにかく几帳面で、逐一、報告しないと機嫌が悪い上司
タイプ3:大らかで、細かな報告を求めない上司
番外編 :マイナス情報を報告しなければいけない時
タイプ1:超多忙な上司。または、せっかちな上司
対 策:とにかく、「結論」から話す
忙しい、もしくはせっかちな上司は、「答えが早く知りたい」と言います。
であれば、その気持ちにこたえて、答え=結論から話せば、報告もスムーズにいくはずです。
たとえば、1週間の飛び込み営業の結果を報告するとしましょう。
1週間の間に、100ヵ所に飛び込み営業をしたとします。
そのうち、門前払いが60件。
話を聞いてもらえた40件のうち、商談が進んだのが10件。
残り30件は、興味は示してくれたものの、今すぐには話が進みそうにない。
商談が進んだ10件のうち、2件は受注が確定。3件は結論待ち。5件は商談進行中という状態だったとします。
これを、100ヵ所に飛び込み営業をした→門前払い60件→商談が進んだのが10件…という順番で話すと、忙しくて時間がない上司やせっかちな上司は「それでどうなったの?」とイライラ。
途中で商談が進まなかった理由などを挟んだりすると、イライラはさらに高まるそうです。
そこで、まず「1週間の飛び込み営業の結果は、受注が2件、結論待ち3件、商談進行中の案件が5件です」というところから話してみましょう。
これにより、上司は現在の状況が把握できる=答えを知った上でそこから先の話を聞けるので、イライラしないで済むと考えられます。
「前置きが長いのはかなわん」
「結論、そこに至る経緯、そうなった理由の順で話してほしい」のだそうです。