必ず持ち歩いているものは ~仕事内容と必要なスキル~

主な仕事は、お客さまの搭乗手続きと航空券の発券、搭乗案内です。その他、発注など事務の仕事もあります。この仕事に必要だなと思うことは「体力」。どんなにしんどくても「笑顔」でいられること。そして、英語力。目安は、TOIEC 500点以上です。加えて、第二外国語として、最近空港のご利用が増えてきたアジア圏の語学力があればベストですね。向いている人は、声が大きな人。機転・応用がきく人。お客さまの立場に立って物事を考えられる人。最後の条件は一般的によく言われることですが、一番難しいことではないかなと思います。自分がやってあげたいと思うことが、必ずしもお客さまにとって最適な答えではないことを忘れず、心で感じ、察知をすること。これは現役のグランドスタッフにとっても、最大の課題です。

あとは、とにかく覚えることが多いですね。必要な知識は、自分が担当する業務や空港内の情報だけではなく、当日の天気やレンタカーなど、空港周辺についての質問にもすぐにお答えできるように、日々チェックをしなければなりません。基本的なことはしっかりと覚えた上で、常に変化していくことはその都度頭へ入れていきます。仕事中に必ず持ち歩いているものは、忘れてはいけないことや最新情報などの資料を挟んだ写真1枚の大きさのファイル。そして小さなポケットサイズのメモです。少しでも時間があけば、手持ちの資料を見直して情報を再確認しています。

人として感謝の気持ちを伝える ~心がまえ~

お客さまへ「ありがとうございます」と心を込めて申し上げるのは、この仕事の基本です。それに加えて大切なことは、一緒に働いている上司や先輩、同僚みんなが気持ちよく仕事ができるように「ありがとう」の言葉と、感謝の気持ちを忘れないことです。業務の一環として「ありがとう」を口にするのではなく、1人の人として感謝の気持ちをきちんと相手に伝えられること。それが、本当に心をこめたお客さまへのサービスにもつながってくるのだと思います。

そして、私が心がけていることは、くよくよしないこと。いつまでも引きずっていると、他の業務に影響を及ぼし、結果的には、お客さまに迷惑をかけてしまう可能性が高いからです。もちろん、何か失敗をすれば反省をすることは大切ですが、それをプラスに変えることができる前向きな気持ちを持つように努力をしています。人に相談をして、失敗の原因となった問題点を見つけることもありますが、きちんと自分自身に問いかけて考え、結論を出すことも大切だと思います。

今までの経験を活かして ~将来性・既卒採用~

結婚すると退職をする女性もいますが、この業界は比較的育児休暇などの福利厚生がしっかりとしているので、仕事を続けるかどうかは、本人の気持ち次第です。大阪国際空港は21時までなので、勤務時間は遅くとも22時ぐらいまでですが、朝の早い6時出勤もあります。基本的に出勤時間などは交代制なので、パートナーの理解があれば、続けられると思います。朝の出勤時間は、6時~10時ぐらいまでの間で日々交代制です。空港から自宅までの距離にもよりますが、私の場合は、一番早い出勤の際には朝4時50分ごろ自宅を出ます。どんなときでもすぐに寝ることができて、睡眠をとれること。これもこの仕事を続けていくためには必要なことですね。

グランドスタッフは、既卒採用(中途採用)も比較的多い仕事だと思います。既卒で入社できてよかったと思うことは、先輩・後輩両方の気持ちや立場がわかること。今までの経験を活かして視野を広く持てることが最大のメリットだと思います。これから既卒採用でグランドスタッフを目指していらっしゃる方には、ぜひこれまで身につけたことを活かして、がんばっていただきたいですね。



【編集後記】
新卒と既卒の採用を比べると、それぞれに有利な面と不利な面があります。徳留さんは、前職で積極的に仕事にとりくむことにより、「社会人」として自分を磨けるチャンスを最大限に活かしていらっしゃいました。既卒採用の有利な面を活かすためには、今目の前にある仕事ときちんと向かい合うこと。今が輝いていなければ、未来も輝かない。まずは、今を充実させることからはじめませんか?

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。