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アメリカの雑誌”Working Mother”から(2ページ目)

日本には、働く女性向けの雑誌は、数々ありますが、どれもファッション性が高いのと、「母親」に特化した雑誌がありません。そこで、アメリカの雑誌”Working Mother”から、トピックを拾ってみました。

執筆者:川崎 あゆみ

ぺディキュア
当然ながら”おしゃれ”のページも。働く女性も、おしゃれを楽しむ時間がリラックスタイム。
特集記事のほかに「You」「Work」「Family」の3つのセクションに分かれています。

働く母親に役立つコーナー“You”

■彼女は、どのように成功したか
仕事において成功した女性(もちろん子どものいる母親)が、いかに仕事をし、家庭や子育てとのバランスを取っているかなど。

■スタイリッシュマム
この季節、ベストなおすすめサンダルや可愛い足元を演出する家でできるペディキュアを紹介。

■健康
春になったことだし、健康的にダイエットしようという内容。窓磨きやクローゼットの整理と一緒に体の中もキレイにしよう。

■気になるお金のこと
今月は、「予算オーバーを防ぐ!」。その他の号でも、保険、貯金、古着をオークションに出して収入を得る、お得な子どもの習い事などについてなど。

仕事で成功するヒントなど“Work”

■私の経験から
「あなたには、実現させる前に、ほこりがかぶってしまった昔の夢がありますか?」。教師として働くクレアさん。若いときは、「小説家になりたい」という夢を持っていたのに、いつしかそんな夢があったことさえ忘れていた日常の中で、「人生半ばにして、まだ一度も小説家になるための”挑戦”をしていない」ことに気づきます。意を決した彼女は、出勤前の午前5時、娘のスイミング教室が終るまでの時間に車の中で小説を書きました。そうして書き上げた初めての小説が大好評。2冊目、3冊目の声がかかり、2冊目はなんとダイアン・レイン主演で映画化まで決まったという、まさにアメリカ!という感じのサクセスストーリーです。

■ジョブ・コーチ
今月号は、「同僚が私の悪口を言ってるみたい。どうしたらいい?」。ほかの月の号では、「企業を辞めて非営利団体で働く」、「面接で良い第一印象を与えるには?」、「在宅で働くには?」、「成功するファッション、あなたらしさを出すファッション」など。

■妊娠中の仕事について
ニュース、トレンド、グッズなど。「仕事再開!でも、母乳はどこであげる?」のアンケート結果も発表。

子育てと仕事の両立
働いていることで行き届かないところはあるかもしれないけど、「子育て」に置かれたプライオリティが下がることは、ありませんよね。

忘れてはいけない家族のこと。“Family”

■家族のこと
「男の子2人の母親ですが、2人の性格が昼と夜ぐらい違うんです。どのように育てたらいいでしょうか?」という悩み相談に答えるもの。専門化の答えに加え、子育て経験者である読者からの投稿もあります。他には「時間のすれ違い?夫婦の時間をどうやって作る」、「養子を迎えたい」、「大事な子どもの行事を見逃したくない」、「夫の家族とうまくやる方法」などのトピックも。

■子どもの“まなび”
0歳~11歳以上まで年齢別にページが別れています。今月の0~3歳向け記事は、ハーブを植えたり、農場をたずねたり、鳥箱をつくるなど「自然に触れさせる」について。ほかにも環境についても親子で話すような内容も。他の号では、「赤ちゃんのための音楽、幼児が身につけるべきマナー」、「クオリティ・タイム(共に過ごす時間の長さではなく、いかに過ごすか)」、「赤ちゃんに考えさせる、聴くチカラをつける」、「いろいろな子と、いじめられずに仲良く遊ぶために」など。

■おすすめ
働く母親が楽しめそうなおすすめDVDや書籍、子どもに読んであげる絵本などを紹介。

■子どもの健康
「犬と暮らす」。事故にあわないよう、安全に犬と暮らすヒント。また、「1歳半の子どもが友だちを叩くようになってきました。叩かないようにするにはどうしたらいい?」などの悩み相談も。アレルギー、ビタミンについてのトピックや、おねしょ、骨折、視力、湿疹、オーガニック食品、朝食を摂ることの大切さなども。

■食べましょ!
母の日に子どもと(夫も)一緒に作れるレシピを紹介。クレープ、パスタ、じゃがいもで作ったねずみ、酢豚ならぬ酢チキン、スムージーなどのデザートまで。その他、「おいしい夕食」、「おいしい食べ物で冬の憂鬱を吹き飛ばそう」、「手軽にできるおいしい食事」など季節やイベントによって、レシピのバリエーションも豊かに。

■働くママの奮戦記
「毎日のエクササイズ」、「こどもを出張に連れて行く」、「サンクスギビングをどう過ごす」などワーキングママによる1週間の日記。くすっと笑えたり、「あるある!」と同感したり。



さて、雑誌の内容をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。日本に、働く母親向けの雑誌がないのはなぜなんだろうって、ずっと思っています。小さい子供がいらっしゃるワーキングマザー向けのものならあるようですが、小学校より大きくなってくると、こんな情報は不要と思われているのかしら?

それよりも何よりも、私は、アメリカの女性って仕事と子育てをもっとドライに割り切って、ぶれることなく仕事をしているものと思い込んでいました。でも、この雑誌を読んで、違うんだなって。子どもに悪いなと思いながら、家事とどうやって片付けようとか、あるいは夫の意識を変えなくちゃとか、日本の働く母親と悩みや辛いところは、全く同じではありませんか。なんだ~、もっとアメリカのワーキングマザーたちと語り合いたくなってきました。

また今後も、こんなトピックがあったよ!というのがあったら、時々ご紹介しますね。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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