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『STORY』が世のミセスに与えた影響は、大きかった。「ちょこキャリ」など、新しい言葉も次々と生まれています。
女性のための雑誌『STORY』(光文社)が創刊されたのは、2002年11月。読者ターゲットは子育てが一段落し、仕事を再開したい人も多い30代後半~40代の女性です。

雑誌コンセプトは、『VERY』で描かれてきた可愛くて良き妻、優しくて素敵なママ、幸せそうな素敵な家庭の図式から一歩踏み出し、1人の女性としてこれからの人生を充実させていこうというものでした。

「子供の手が離れたから何かしたい」「自分を生かせる仕事を始めてみたい」というものから、それまでのVERYではタブー視されてきた離婚して働く必要が出てきたというシチュエーションも含まれています。

よき妻、よき母に加えて自己実現にフォーカスした雑誌『STORY』

創刊号では、「仕事をしない不安、始める壁」という特集が組まれ、その後も、趣味やスキル、結婚前の経験などを活かして仕事をする女性の姿が生き生きと描かれています。よき妻、母に加えて、自己実現する自分にフォーカスするといった感じでしょうか。

「ちょこキャリ」という言葉もSTORYから生まれました。VERYと比較して、STORYでは、セカンドキャリアに一歩踏み出すミセスを応援している感じがより強いですね。資料によると、STORY読者の平均世帯年収は、929万円ということですので、生活のために働くというよりは、やはり「自己実現」のためのお仕事ということになるでしょうか。こうして、STORYは、働く必要のない裕福な家庭のVERYミセスに一歩踏み込んで、「セカンドキャリア」を持つことは、もう自然なこと、素敵なことなのだという流れを実に自然に作っていったように思えます。

では、記事の中からSTORY的ミセスのセカンドキャリアを見てみましょう。次ページへ>>