講座ではとなりあった初対面の人との実技も。初対面であることが重要です |
「声の調子、姿勢、表情を意識しながら自己紹介をしあってください」と佐藤先生。
セミナー前半であった、「明るく、楽しく、(相手にとって)ためになる」話をすることが人間関係作りのコツ」という説明をふまえて、それぞれが相手に向かって自己紹介を行い、もう一人の人が「声の調子、姿勢、表情」をチェックしていきます。
すると、あるペアからこんな気づきの声が上がりました。
「相手の話を聞いている時より、自分が話している時のほうが目を見開いている」
佐藤先生によると、それは、人に伝えようとしているからこそ、起こることなのだとか。
私たちは言葉だけでなく、身体全体で語りかけているのですね。
とても明快な佐藤先生の語り口で、時間があっという間に過ぎていきます |
謙遜の文化で育った日本人の多くは、「アピール」を苦手としますが、佐藤先生は、
1)相手が求めていることを読み取り
2)自己信頼できる内容、
3)専門的な裏付けがある内容を
4)熱意を持って
5)そしてパフォーマンスの技術を用いて話せば
自己アピールは成功する、と言います。
自己アピールが成功するということは、良好な人間関係が築けるということ。
私を含めて、参加者の多くが、パフォーマンス学の持つ力やそれを身につけることへの期待を感じるセミナーだったといえるでしょう。
佐藤先生の公開セミナーは年に4回。
今年度の最後の公開セミナーは、「職場でデキる人と思われるパフォーマンス」というテーマで3月10日(金)に行われます。
また4月からは、佐藤綾子先生からパフォーマンス学を学ぶ「佐藤綾子のパフォーマンス学講座(R)SPIS」もスタート。
詳しくはこちらへ。