以前にも、
「円滑な人間関係は視覚で作る」、
「キレる上司・部下にどう対処する?」、
「キレる自分にどう対処する?」、
「怒りのコントロールを訓練しよう」
という4つのテーマでお話しをきかせていただいた、日本大学芸術学部研究所教授 博士(パフォーマンス学・心理学)の佐藤綾子先生の公開セミナーに行ってきました。
プロフィール
佐藤綾子(さとうあやこ):日本大学芸術学部研究所教授 博士(パフォーマンス学・心理学)
1980年、日本に初めて「日常生活における自己表現」の意味での社会学的言葉として「パフォーマンス」の語を導入。1989年、産学協同体制による日本人の自己表現研究のための「国際パフォーマンス協会」を設立する。著書は、『元気心理学!仕事も恋もうまくいくステキな習慣』(PHP研究所)、『プレゼンに勝つ「魅せ方」の技術-パワーポイント症候群からの卒業』(ダイヤモンド社)など134冊。
公開セミナーが行われたのは2月25日(土)。
この日のテーマは、「心を読み取り、心を伝えるパフォーマンス学」です。
会場に集まったのは、20代後半から30代、40代の女性を中心にした約80名。
販売職として人と接する人や学校の先生、会社で人材教育を担当する人、主婦など、様々な立場の人が、「パフォーマンス」というものの力に魅力を感じて集まっています。
身体を実際に動かして、パフォーマンスというものを理解していきます |
参加者が実際にパフォーマンス学を体験し、その力を体感していきます。
最初に佐藤先生が行ったのは、初対面の人とペアを組み、名前以外の情報は何もない状態で相手の長所を見つけること。
参加者は、とまどいながらも、「控えめで奥ゆかしい人」など相手の特徴を見つけいきます。
佐藤先生はこう言います。
「1分あれば、言葉の情報がなくても、相手を観察して言葉で誉めることができますね」
そう、私たちは、言葉以外にも、その人のしぐさや表情、姿勢などから情報をとっているのです。
こうした体験をもとにパフォーマンス学について学んだ後、セミナーの後半はワークショップへと入っていきます。次のページでご紹介しましょう。