この記事はAll About編集部が作成しました
提示されていた給与額と、振り込まれた額が違う! どうして?? と、誰でも一度は思ったことがあるのではないでしょうか? それから、社会人2年目の方は、よ~く給与額を見てみてください。昨年度よりも下がっていませんか??
人生で初めてのお給料をもらう新入社員さんもベテランの社員さんも、「給与明細」ちゃんと見ていますか? とりあえず支給額と手取り額はちゃんと見ているけれど……というレベルの方も多いのではないでしょうか。今回は、給与明細の見かたをご紹介します。
給与明細の見かた
さまざまな控除が引かれて、手取り額になるのです。 |
■勤怠項目
この項目は、勤務状況について示すものです。その年の総有給日数、その月に取得した有給日数、取得せずに残っている有給日数など、お休みに関する項目や、出勤労働時間、時間外勤務時間(残業時間)、深夜労働時間、休日出勤時間、早退・遅刻時間、などの労働時間関連の項目もこちらに入ります。
欠勤日数、休日出勤日数、振替休日消化、などの出勤情況を示した項目も勤怠項目にはいります。企業によりますが、「欠勤」をすると、給与額からその日数分の金額が引かれます。お休みをする際には、当たり前のことですが、きちんと連絡をしましょう。
有給の申請をしていたのに、欠勤扱いになっている、残業時間の記述が間違っている、何てこともありえるので、必ずチェックするようにしましょう。
■支払項目
会社によって「支給項目」など、名称は変わりますが、会社から給与として支払われる金額を示した項目です。基本給(本給)は、給与のベースとなる項目です。「ボーナスは給与の2.5か月分」などとよくいわれますが、この場合の「給与」は、基本給のことを意味します。
こちらも企業により項目のあるなしがありますが、時間外労働に応じて支払われる残業手当、役職手当、営業手当、資格手当、出張手当、住宅手当などの諸手当や、扶養している家族がいる場合に支払われる扶養家族手当などもこちらに入ります。通勤交通費もこの支払項目に入ります。
残業手当の金額があっているかどうか、出張に行ったのに、手当てが入っていない、何てこともありますので、こちらも必ず確認するようにしましょう。
次ページでは、社会人2年目の給与が下がってしまう理由をご紹介します!