リストラや給料カットが行われているので、皆さん自身や周囲の友人・知人でも転職を考えている方は増えているのではないでしょうか。民間に対して、公務員といえば「安定」というイメージがありますよね。今回は公務員への転職について考えてみます。
公務員の給料は高いの?低いの?
公務員の給与って高そうだけど、実際どうなの!? |
福利厚生については全員が自動的に共済組合の組合員となります。そのため福利厚生は充実しており、病気、負傷、出産、休業、介護、災害時には給付金が支払われます。退職した組合員には退職共済年金が支給されます。傷病や出産により休職した後の復職へのサポートも、一般企業より充実していることが特徴です。
公務員として働くことのやりがいとは?
ずばり、社会のために働くことができることです。民間企業の場合、第一の目的は、その企業の利潤追求にあります。民間企業においては、所属する企業の業績向上に貢献することがまず求められ、市民や社会に対する貢献は、あくまで企業活動を通じた間接的なものにすぎません。これに対して、公務員は、市民の福祉を図ることを第一の使命とします。すなわち、各行政サービスを受ける側の利益と提供する側の利益が直接的に繋がっているのが公務員の仕事です。したがって、公務員の仕事には、民間企業にはない充実感とやりがいがあると言えます。
公務員の勤務時間について
基本的には完全週休2日制を採用しています。一般職員の勤務時間は、午前8時30分から午後5時までが原則です。しかし、民間企業と同じく部署によっては多忙を極めるところもあり、残業がある部署もたくさんあるのが実態です。民間企業と同じく中央省庁では一斉定時退庁日、つまりノー残業デーを設けています。一般的な「公務員は定時に帰れる」というイメージは、必ずしも正しくはありません。総じて、中小企業よりも財政面、雇用面、福利面で安定していると言えますが、勤務面で言えば一般的な民間企業と同様で早く帰れるところも帰れないところもあります。
公務員の種類
公務員と言っても多くの職務があります。大別すると国家公務員と地方公務員の2種類に分けられます。国家公務員は、中央省庁や関連機関などに属し国から給与をもらっています。つまり、国の各機関の職員、特定独立行政法人の役員及び職員になります。国家公務員には一般職と特別職という区分があり、一般職以外を特別職と言いますが、いわゆる国会議員や裁判官などを指します。一般的に公務員と言うと一般職のことを指す場合がほとんどです。
地方公務員は各地方自治体に属し、都道府県庁、市、区役所、町村役場などで勤き、給与は属する自治体からもらっている人達です。つまり、地方公共団体の職員、特定地方独立行政法人の役員及び職員になります。ここでも特別職と一般職に分かれ、都道府県知事、市町村長などを特別職、それ以外を一般職と言います。一般職の仕事の種類としては、行政事務から学校事務、警察官、消防官、栄養士などがあります。
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