備えあれば憂いなしです。面接準備は入念に。 |
そう言われると困るのですが、実は実力やポテンシャルはあるのに、ボタンの掛け違いで落ちてしまっている方をよく見かけます。それは非常にもったいない。
私の5000人以上のキャリアカウンセリング経験から、きちんと面接の準備をしていれば受かったという方は、2割ぐらいに達します。また、「事前にはそれほど魅力を感じなかった会社でも、実際に面接を受けてみたら第一志望ともいえる会社であった。しかし準備が足りずに落ちてしまった」というパターンも多いです。
今回は、採用面接でのよくあるNG発言や面接官をガッカリさせる言動を紹介します。これらを参考にして、面接準備にしっかり取り組んで下さい。
採用面接NG発言集
■面接官に「志望動機は?」と聞かれて、「○○社に紹介を受けたので」と答えてしまった人材紹介会社を経由して面接を受けに行った時に、ついつい言ってしまいがちなNGトークです。
人材紹介会社のキャリアコンサルタントに推薦されて受けに行った面接というのはわかるのですが、それは「きっかけ」であって「志望動機」ではありません。業界の魅力、会社の魅力、仕事の魅力など、その会社への「志望動機」を答えてください。
■服装がきちんとしていないことにコメントしない
例えば、現職の会社が自由な社風で、ノーネクタイ、ジャケット不着用でもOKだったとします。しかし服装のマナーが厳しい会社の面接を受ける際には、その会社のドレスコードにできるだけ合わせましょう。
仕事帰りなどでやむを得ずカジュアルな服装で臨んだ場合には、冒頭で「転職活動をすることをまだ会社に話していないので、このような服装にて失礼致します」など断りを入れることです。たったこれだけのことで礼儀を持っている人だとわかります。
■会社のHPを読めばわかることを質問する
従業員数、売上、事業概要、沿革などHPに書いてあることをそのまま質問するのはNGです。売上が伸びていることに対して「御社は競合他社のA社と比較して、なぜ成長しているのか?」と聞くことはOKです。
さらにいえば「競合のA社との違いは○○にあるので、御社は成長しているのでは?と考えているのですが、いかがでしょうか?」など、ここまで掘り下げられればさらに良いです。HPで公開されている情報以上のものを読み取る力があると評価されるでしょう。
■話が長い
一つの質問に対して演説のように何分も話をしてしまう、これもNGです。質問に対しては結論から入り、次に理由を話しましょう。
自分の話が長いかどうかは、友達に聞いてみると良いと思います。「シンプル イズ ベスト」相手の質問を待ってそれに答える会話のキャッチボールをしてください。
質問だけじゃない、面接でNGな行動とは?