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今回はその第二弾として、女性経営者の方に取材をさせていただきました。
株式会社ポーラスタァの高沖清乃社長です。
株式会社ポーラスタァ代表取締役 高沖清乃さん |
【株式会社ポーラスタァ概要】
HP:http://polst.jp/
・ウェブコンテンツの企画/制作
・自社メディアの運営
『ニンプス』
キャリアの相談にのっていますと、将来の夢や希望として、経営者のキャリアに興味があるという方がかなりの数いらっしゃいます。また、働く女性の中には、子育てをしながらお仕事をしたいという方も多いようです。
そんな折、高沖社長は、最近、働く妊婦の方のための情報メディア『ニンプス』をリリースされました。ビジネスが順調な高沖社長のキャリアについて、いろいろと質問をさせて頂きました。
皆さんの転職やキャリアプランニングを考える上での参考になればと思います。
女性経営者のキャリアインタビュー
■幼少時代はどんなお子さんでしたか?ひとり遊びが好きで、庭の隅っこで昆虫を眺めて1日過ごすような、そんな子どもでした。中学生の時に、両親の離婚があって引越しをしました。その後は、恋愛をしたり夜遊びしたりという、ちょっとマセてて悪い子だったと思います(笑)。
■大学時代は、どんなことをされてましたか?
大学は、医科大学と千葉大学の2大学に通ったのですが、どちらも中退してしまいました。実家が貧乏な時期だったので、バイトばっかりしていて。学費を稼ごうとすれば学校にいる時間が減るという本末転倒な毎日でした。サークル活動もゼミも就職活動も、何一つやっていません。バイトして時々授業に出かけていって、友達と遊んだり恋愛したり。なにしていたんでしょうね(笑)
■就職以降のキャリアについて教えてください
大学中退後、ハンバーガーショップのアルバイト店員からスタートして、塾の講師、パソコンのヘルプデスク、建設会社の事務などをしながら、どうにか日々暮らしているという感じでした。いま思うと、バイトとか派遣とか契約社員とか、ありとあらゆる形態で、ありとあらゆる職種を体験したなあと感じます。
転機は27歳の時に派遣社員でリクルートに転職したこと。ここで初めて「働く」ということの意味を学びました。単純に生活の糧を得るだけが「働く」ということでなく、「働く」とは、自己実現だったり、人の役に立ったり、あるいは人生そのものだったりするんだと。目から鱗とはこのことです。このとき、はじめて好きな仕事・やりたい仕事を意識し、出版社に転職しました。ちなみにこれが人生初の正社員としての採用でした。この出版社に3年勤務後、ネット媒体に興味を持ち再び転職。約1年の勤務の後、独立をしました。
■独立しようと思ったきっかけは何でしょうか?
組織の中で働くことの限界を知り、それを諦めるべきなのか、それとも思い切って飛び出してみるべきかと考えました。限界があるなどということは考えてみれば当たり前なのですが、「ここから出たら何ができるのだろう」と、そこに面白味を感じてしまったんです。こんな時、女性のほうがむしろ身軽に飛び出すことができるものかもしれませんね。
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