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どん底を救った早稲田大学から宮崎県知事に

東国原宮崎県知事が誕生したきっかけは、大学進学だった!どん底の謹慎生活を救った早稲田大学での社会人学生時代とは?

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

芸人から早稲田大学学生へ

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今年1月、宮崎県知事に当選し、連日話題を振りまいているそのまんま東氏こと東国原(ひがしこくばる)宮崎県知事(以下、東国原氏)。不祥事・謹慎生活というどん底を救ったのは社会人入試で入学した早稲田大学での学生生活だった。



中学・高校のテキストで勉強を開始


彼が大学で勉強することになったきっかけは、1998年の謹慎生活にさかのぼる。芸人として成功していたにもかかわらず、不祥事により謹慎生活を強いられた際にした読書が勉強の原点。様々な本を読み進めるうち、読書の基礎となる知識や教養が足りないと気づき、中学・高校のテキストなどを独学で読み、その後、中高生向けの学習塾で本格的に勉強を開始、さらに予備校を経て、早稲田大学第二文学部の社会人入試に合格する。

もともと小説を書いたり読んだりしていた彼にとって、早稲田の二文は、好きな小説家の多くが籍を置いた憧れの大学。また文学以外にも政治経済や社会福祉、数学など幅広い学問を履修できるのも魅力だった、と著書「芸人学生~僕が学び続ける理由~」に書いている。

人生再構築を求め、42歳で選んだ早稲田大学第二文学部。しかしそこで出会った地方自治に関する学習が東国原宮崎県知事誕生のきっかけだったとも言えるだろう。

余談だが以前、取材で東国原知事の早稲田大学時代について聞いたことがある。「本当によく勉強します」と噂になるほどだったという。大学の正規の授業だけではなく、公開講座などにも出席していたようだ。

「恥ずかしかった【宮崎出身】」「再び早稲田政治経済学部に入学した理由」「入試の時点で既に政界入りを視野に」→次のページへ
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