年齢を『あきらめる理由』にしない
学びたい気持ちに年齢制限はない。むしろ、人生は一生勉強だ。転職のために大学進学する場合は年齢を考慮することも必要だが、そうでなければ(いや、例えそうでも)、本人がやりたいと思ったときが適齢期である。やりたいことをあきらめた理由が年齢なんて、もったいな~い!世の中はわからないことだらけ。知りたい、学びたいという気持ちがある限り、いくつになっても学べる。不安なんて、あげたらキリがないから、とりあえずやってみては?大丈夫、やれば案外なんとかなっちゃうから。
実際、今まで「年齢的に迷いがあったが、思いきってやって良かった」という50代の方や、「今さらと思っていたけど、大学が案外楽しくて、次は大学院進学を目指します」という40代の方からのメールも多い。また、3年前に96歳で近畿大学法学部に入学した浮世絵師の歌川さんは、「やりたいことはまだまだある」とおっしゃっている。
50代後半で留学した人も!
また、私の知り合いの女性は、50代後半でいきなりアメリカの大学院に留学した。「私、このまま終わるのは嫌だ!」と思いたち、大学卒業から既に約30年がたっていたが、しばし離れていた英語を必死に勉強し、TOEFLもスコア600(大学院で要求されるレベル)をマーク。諸手続きも自分でし、子供とダンナを残して、単身留学した。彼女は無事卒業し、マスター(修士号)を取って帰国。今では大学の講師として忙しく活躍している。これも目的意識が明確で、なりたい自分像がはっきりしていたからこそ、そして強い意志があったからこそ、彼女はいかなる困難をも乗り越えて、成功出来たのだろう。
実際、目的を明確にする、と言っても人は所詮迷うもの。迷って当たり前だから、心配しないで。一番大切なのは、迷っても泣いても、とにかく自分で自分の道を決めることだ。
さあ、ノートを1冊用意して、あなたの気持ちを書いてみよう。そしてあなたの大学進学目的を見付けよう。これが「失敗しない大学進学」の1番最初にすべき最重要事項だ!