社会ニュース/よくわかる時事問題

セブン‐イレブンが弁当を値引きするわけ(3ページ目)

セブン-イレブンは8月5日、弁当などを値引きする「見切り販売」を、加盟店に対し認めることを発表。これまでの姿勢を大きく転換させましたが、その背景には、どんな問題があった? 他のコンビニはどう対応する?

執筆者:志田 玲子

弁当などの定価販売一辺倒は、崩壊する?!

画像の代替
収入減の時代、庶民にとり、値引きサービスはありがたいもの……
写真提供:フリー画像素材EyesPic
1ページで見たように、セブン-イレブンが、公正取引委員会の排除措置命令を受け入れたことで、同社の店頭では、消費期限が迫った弁当などが、定価より安く売られる「見切り販売」が広がりそうな雲行きです。一方、他の大手コンビニは、どんな対応をとる?

■ファミリーマート…… 見切り販売はやめるべき
■サークルKサンクス、ミニストップ…… 価格は加盟店が決める
■ローソン…… 地域ごとで対応すべき
※ 読売新聞が、主要コンビニ11社に対して実施した緊急アンケートより、2009年7月29日付け読売新聞

ファミリーマートが、見切り販売に消極的なのに対し、サークルKサンクス・ミニストップ・ローソンは、加盟店・地域に対応を委ねる構え。また、セブン-イレブンも、「価格は加盟店が決める」と回答し、7月1日以降、2ページで見た契約方針を改め、廃棄商品の原価の15%を同社本部が負担することを、発表しています。ちなみに、読売新聞によれば、コンビニで売れ残った食品の廃棄量は、1日1店当たり8~12キロ! これは、弁当なら20~30個、おにぎりなら70~100個程度に相当し、何とももったいないこと……。

コンビニ業界は「change」できる?

考えてみれば、スーパーなどでは、閉店時間が迫れば、弁当・惣菜が値引きされるのは当たり前。店側にとっては、値引きにより多少利益が減っても、廃棄処分に比べればまだましです。また、不景気の折、収入源に悩む巷の庶民にとり、より安い食品を手にできるのは、実に有難いこと。さらには、大量の食糧残渣(食べ残しの生ゴミ)が社会問題化し、「もったいない!」の精神が、改めて見直されているのが、当世事情。コンビニ業界の姿勢も、大きく問われそうです。

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