第6位: 「酩酊会見」に秘書逮捕、「永田町劇場」は佳境へ……
大型連休中は、高速道路が混み合う一方、JRの客足はとばっちりで減少…… 写真提供:Railstation.net |
一方、政権の座を狙う最大野党・民主党では3月3日、小沢前代表の公設第一秘書が、西松建設から違法献金を受け取った容疑で逮捕される事件が勃発! 結局、前代表は辞任し、5月16日の代表選挙では、「政界の宇宙人」こと鳩山氏が、新代表に就任しました。こうして、世間を騒がせっ放しの「永田町劇場」は、間もなく行われる衆議院総選挙で、最大のクライマックスを迎えることになりそう……。
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第5位: 世界に衝撃! マイケル・ジャクソンさんが急死
6月25日、アメリカの超人気歌手、マイケル・ジャクソンさんが急死! 深夜、呼吸停止状態のまま病院へ救急搬送された後、帰らぬ人となりました(享年50歳)。世界中が深い悲しみに包まれる中、ロサンゼルス郡検視局による死因の解明には、4~6週間かかる模様。一方、遺族側は27日、病理学者に依頼して、独自の遺体解剖を実施しました。結果は、数日間で判明する見通しで、ファンとしては気になるところ……。他方、アメリカでは、ジャクソンさんの死後、そのCD売り上げが急伸! 全米の週間チャートで42万枚超を記録するなど、キング・オブ・ポップスの人気は、いまだ健在……。【関連記事はコチラ】
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第4位: 未曾有の経済危機で、追加経済対策が続々!
100年に1度の大不況を受け、麻生政権は昨年の秋以降、相次いで経済対策を実施。3月には、「世紀の愚策」との批判をものともせず、2兆円超に上る定額給付金のバラマキをスタート。また、同月20日には、ETC利用車に限って「休日は1,000円で乗り放題」と、高速道路料金の大幅値下げを断行。お盆シーズンには、平日にも拡大される予定です。ほかにも、エコカーを対象にした自動車減税(4月~)や、一部の省エネ家電に適用されるエコポイント制度(5月15日~)と、衆議院総選挙を前にした「選挙対策」が、目白押し……。【関連記事はコチラ】
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第3位: 「2009年問題」などを背景に、失業不安が爆発!
「年越し派遣村」で幕を開けた今年。製造業を中心とした派遣労働者の多くが、2009年中に3年の雇用契約の期限切れを迎える「2009年問題」のため、大量の失業発生が懸念されています。これを裏付けるかのように、総務省が6月30日に発表した5月の完全失業率(季節調整値)は5.2%と、前月から0.2ポイント上昇。有効求人倍率も0.44倍と、過去最悪を更新しており、仕事を求める求職者1人に対して、求人が約0.4しかない深刻な仕事不足の状況が、続いています。こうした雇用不安は、非正規雇用から正規雇用にも広がり、次期衆議院選で各党が掲げるマニフェスト(政権公約)では、雇用対策に要注目……。【関連記事はコチラ】
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第2位: 世界同時不況の嵐が、日本経済を直撃!
昨年のアメリカ発「リーマン・ショック」に端を発した世界同時不況。その津波は、輸出依存型の日本経済を、もろに直撃しています。内閣府公表の昨年10~12月期の実質GDP(国内総生産)成長率は、年率換算で14.4%減。これに続く今年1~3月期の成長率に至っては、なんと15.2%のダウン! 戦後最悪の水準に落ち込み、4四半期=1年連続でマイナス成長を記録しました。ただ、最近になって、政府が事実上の「景気底打ち宣言」(6月の月例経済報告)をするなど、景気持ち直しの兆しも垣間見え……。【関連記事はコチラ】
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「永田町劇場」では相変わらず、お騒がせの迷走が続く中、日本経済の失速に雇用不安、キング・オブ・ポップスの悲報と、内外共に暗いニュースが絶えない……。では、波乱万丈の半年間で、最も注目を浴びたニュースとは?