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「派遣切り」だけじゃない! 雇用不安の影は、正社員の背中にも確実に忍び寄っている……
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「派遣切り」「内定切り」が横行する中、3月までに9万人近い非正規労働者が失業! 景気悪化を受け、雇用不安が高まる中で懸念されているのが、今後発生する「2009年問題」です。一体、どんな問題なの?

【CONTENTS】
■1ページ…… 非正規8.5万人超が失業! 一方で、若者の長期失業が増加!
■2ページ…… 「2009年問題」とは?
■3ページ…… 不安定な非正規雇用の問題解決策は?

3月までに、非正規8.5万人超が失業!

厚生労働省の調査によれば、昨年10月から今年3月までに失業したり、失業することが決まったりしている非正規雇用の労働者は、8.5万人超!(昨年12月19日時点) その67.4%=3人に2人が、派遣で占められています。11月の前回調査の結果=約3万人から、わずか1ヶ月で3倍近くに膨れ上っており、今年以降、「派遣切り」などでその数がさらに増えることは、想像に難くない……。一方、正規雇用の社員も、雇用不安と無縁ではいられません。12月9日にソニーが発表した人員削減策では、対象になる約1.6万人のうち、半数の8,000人は正社員。景気悪化が進む中、他のメーカーや業種が追随するのは必至……。

若者の長期失業が増加!

こうした深刻な現状に対し、国際機関であるOECD(経済協力開発機構)も、憂慮の念を示しています。その報告書「日本の若年雇用(Job for Youth-Japan)」によれば、2007年の15~24歳の長期失業率は、10年前の18%から21%へと上昇する一方、就業率は41.5%と、先進国中心のOECD平均43.6%を下回る水準。つまり、若者が職に就くことが難しくなっている上に、失業期間が長引く傾向にあるということです。また、運良く仕事にありついたとしても、約3人に1人が派遣やパートなどの非正規雇用で、就職段階で正規雇用に就くこと自体が、困難な状況……。

このように、正規・非正規を問わず、雇用不安が日増しに高まる中で懸念されているのが、今年勃発する「2009年問題」です。一体、どんな問題なの?