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雇用不安という名の荒波が押し寄せる中、日本の失業対策は、果たして充分?
写真提供:使える写真ギャラリーSothei
失業率の上昇で、正規・非正規を問わず、雇用不安が渦巻いています。そんな折、国が雇用保険制度の改正を実施。そこで、失業手当の仕組みは、どう変わった? 非正規で、新たに雇用保険に加入できるのは、どんな人?

【CONTENTS】
■1ページ…… 使えない日本の雇用保険が、3月31日から変わった!
■2ページ…… 失業手当や再就職手当は、どう変わった?
■3ページ…… 非正規への適用条件は、どう変わった?

失業手当の受給、日本は先進国の中で最低レベル!

日本の雇用保険(失業保険)は使えない?!  国際労働機関(ILO)が3月24日に発表した調査報告によると、日本の失業者のうち、失業手当を受給できない人の割合は、なんと77%。アメリカ・カナダの57%、イギリス40%、フランス18%、ドイツ13%など、他の先進国と比べて、桁はずれに多くなっています。つまり、失業者5人のうち、たった1人しか手当を受け取れないということで、受給水準の低さを見事に露呈。失業手当と言えば、失業という万一の場合に備えるセーフティネット(安全網)となるものですが、およそ、その機能を果たしているとは言えない……。

3月31日から、日本の雇用保険が変わった!

では、なぜ日本は、他国に比べて受給できない人の割合が多い? 同報告書の分析によれば、「失業手当の受給要件が厳しいから」。つまり、雇用保険の仕組みに問題があるということですね。こうした厳しい批判が耳に届いたのか、日本国政府は3月31日から、雇用保険制度の改正を実施。失業率が上昇して、雇用不安が非正規雇用から正規雇用に広がる中、セーフティネットとしての役割をどれだけ果たせるのか、問われるところ……。

さて、本題です。今回の制度改正で、サラリーマンが加入する雇用保険は、一体何がどう変わった? 気になるポイントを探ってみると……