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マンション・マネー学<4> 坪単価からマンションを読む

マンションの「安い」「高い」を判断するときに便利なのが坪単価です。坪単価の計算方法を覚えて読み込んでいくと、マンションや住戸のメリット・デメリットまで見えてくるから不思議です。

大森 広司

執筆者:大森 広司

マンション入門ガイド

平米(m2)単価から住戸のメリット・デメリットが見えてくる


唐突ですが、ここで問題です。同じマンション内に次の2つの住戸があったとすると、どちらが「安い」でしょう。

(A)価格3500万円、専有面積70m2
(B)価格3500万円、専有面積80m2


正解は当然、(B)です。価格は同じでも、(B)のほうが面積が広いですから。ようするに(B)のほうが平米(m2)当たりの単価が安い(低い)のです。これはだれでも分かりますね。では、次の2つはどうでしょう。

(A)価格3500万円、専有面積70m2
(C)価格3800万円、専有面積80m2


価格は(A)のほうが安いので、(A)と答えても間違いではありません。でも、平米(m2)当たりで比べるとどうでしょうか。すぐには分かりにくいので、計算してみましょう。

(A)3500万円÷70m2=50万円/m2
(C)3800万円÷80m2=47万5000円/m2


気になる物件は、平米単価を出して検討するクセ付けをすることを、オススメします。
平米(m2)当たりの単価で比べると、(C)のほうが2万50000円安くなりました。なので、(C)と答えた人も正解です。
ひとつのマンションでも、住戸の広さはまちまちです。よさそうな住戸が複数あって「どれにしようかな~」と迷ったときに、平米(m2)単価を比べてみるのもひとつの方法でしょう。

その際、できれば希望住戸以外のものも含め、いくつかの住戸の平米(m2)単価を計算してみてください。そのマンションのだいたいの平均的な単価が分かってくるはずです。その平均的な単価と自分が希望する住戸の単価とを比べてみて、希望住戸の単価と差があるようなら、なんらかの理由があるはずです。

日当たりに問題があって安いのか、あるいは逆に眺望がいいので高いのか……。単純に階数の違いや、角住戸か否かという違いによる場合もあります。もし理由が分からない場合は、販売担当者に聞いてみるのが手っとり早いでしょう。そうして単価を読み解くことで、その住戸のメリット・デメリットが見えてくることも多いのです。

ちなみに、専有面積が広いと単価は低めに、狭いと高めになるのが一般的です。キッチンやバス、トイレなどの設備の数はどの住戸もだいたい1個ずつなので、広さが2倍になっても建築コストは単純に2倍にはならないからです。

それでは、坪単価に関してはどうでしょう?次ページで解説します!
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