どうして話しベタなのか

うまく話せない
もっと気のきいたことを話さなきゃ、もっと会話を盛り上げなきゃ……考えれば考えるほどうまくいかない。話をすることが苦手だという人は多くいます。

私の企業研修やビジネススクールでの「話し方・伝え方」のセミナーに参加される方には、やはり自分を話しベタだと自覚している方が多くいます。「会話をしていて、どういった時に苦手だと感じますか?」と質問すると、いろんな答えが返って来ますが、一番多いのは「何を話したらいいのかわからないから、何も言えなくなってしまう時」というもの。

「何を話したらいいのかわからない」という感覚は、普通の人には不思議に思えるかもしれません。なぜならば会社に通勤する間にも、空気の温度、鳥の声、風の匂い、電車の窓からの景色、タイムカードの手触りなどのさまざまな刺激があります。それを見て何を感じたのか、どんな感情が沸いたのか、だからどうしたいのか……と、話そうと思えばいくらでも話の種は転がっているからです。現にセミナー参加者に「話の種を見つけてください」と課題を出すと、A4の紙にギッシリ書いてくれる方がほとんどです。誰もが話の種に溢れた生活をしているのに、「何を話したらいいのかわからない」と思っている人がたくさんいるのは、全くもって不思議です。

ネタはあるのに、それを表現する術を知らない、つまりは両手いっぱいに話の種はあるけれど、芽が出ないということです。

自分が感じていることを的確に表現するには、たくさんの表現方法を知っていなければいけません。「何を話したらいいのかわからない」という人は、この表現方法のストックが決定的に不足していることが原因だと思われます。

例えば、「プレゼンは緊張する」ことを表現するだけでも、
「プレゼンですか。いやあ、緊張しますねえ」
「プレゼンが始まる前は、手が震えるんですよ」
「考えただけで、なんだか、吐きそうです……」
といったように様々な表現の仕方があります。他にもドキドキする、足がガクガクする、冷や汗がにじむ、トイレに行きたくなる、お腹が痛くなってくる、吐きそう、といった表現もあり、表現方法によって印象が微妙に違ってきます。

感じたことや、思ったことを的確に伝えられるように、「感情を表現する言葉」を増やしましょう。そのためには、とても簡単で即効性の高いある方法をオススメします。

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