すごいプレゼンを構成するものには4つあります。核となるのはあくまでも核(プレゼンス)ですよ! |
それではよろしくお願いします!
内村:
じゃあ、さっそくいきましょうか。1.存在(プレゼンス)から。これはメッセージの源、核となる部分ですから一番大事ですよ!商品や企画を売り込むためのプレゼンなら、それにまつわる思想、哲学、情熱を確信がもてるまで高めましょう!これがないと、相手は動いてくれません。
ガイド:
へえ、確信がもてるまで……というと、具体的にはどうなればいいのでしょうか?
内村:
これだ!という想いをちゃんと説明できるように言葉にしてみましょう。これを「言語化」といいますが、これに情熱を乗せて説明するのです。そうすれば相手の納得を得られることができ、結果的に動いてもらえるのです。
ガイド:
なるほど。それが伝えるメッセージの源、つまり存在(プレゼンス)なんですね。
内村:
そうです。それがプレゼンスです。では次の2.シナリオ。これは、伝えたいことを効果的に、しかも相手にわかるように伝える論理のこと。ロジカルシンキングの基本ですね。お題を投げかけ→結論を提示する→結論に至る理由を3つほど挙げる。これが基本の形です。これに沿って組み立てるだけで十分ですよ。
ガイド:
なるほどね。それでは3.のデリバリー(表現)についてはどうですか?
内村:
これは、別名「表現するスキル」でして。シナリオを実際に相手に伝えて受け取ってもらうスキルなのです。
ガイド:
それはどういうスキルなのですか?
内村:
難しく考えなくて大丈夫ですよ。相手が受け取りやすくなるように、表現すればいいのです。五感に訴えることですね。僕はよくアイコンタクトを使っています。前に立ったときに、参加者全体を見渡して、プレゼンターの話に反応している人(頷いていたり、笑っていたりする人)を探し出してその人に話しかけるようにするのです。その他の人も、引きずられるように参加してきますよ。
ガイド:
人前に立って話す機会がある人はよくやっている手法ですよね。あれって、ちゃんと意味があるんですね。
内村:
そうです。意味があるのです。では最後の4.ツールにいきましょう。これは、3.デリバリー(表現)を支える道具です。OHPやパワーポイント、資料などのプリントのことです。これもキッチリ用意しましょう。
ガイド:
このツールに関しては皆、けっこうできているかもしれませんね。
内村:
そうかもしれませんね。だけど、これはあくまでも手順としては最後に来るのです。一番核になるべき1.存在(プレゼンス)にエネルギーを費やすべきなのですが、それがおざなりになってしまいがちです。土台がいい加減ならうまく建物は立ちませんものね。
いかがでしたか?もし「一生懸命プレゼンをがんばっているのに、いつもうまくいかない」と思っているのなら、参考になるかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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