時々は立ち止まって自分の話し方をチェックしてみることをお勧めします
癖になっていることは、自分で気づいていません。無意識にやってしまっているから「癖」なのです。だから、意識して気をつけることで改善されていきます。
すべてを取り除かなくてもいいですが、繰り返されると聞きづらい・話しづらいものなので、減らしていけるようにしましょう。まずは自分の話し方を見直す機会にしてください。
1. 語尾が伸びる
女子高生の話し方を例えに出すことが多いですが、「○○でぇ~」「○○にぃ~」というように語尾を伸ばして話す癖です。語尾の母音(「ぇ」「ぃ」)が長くなってしまっています。ビジネスシーンだと、頼りないとか幼いという印象を与えてしまいます。どんなに内容がしっかりしたプレゼンでも、話し方で損をしてしまいますので注意してください。●改善法
語尾を伸ばさないようにしっかりと発音してください。それだけで不思議なくらい印象が変わります。
2. 語尾が強い
以前の記事「なぜか嫌われる人の話し方」でもご紹介したように、語尾が強くなる癖の人は印象がきつくなってしまうことがあります。それ以外にも変なリズムがついて聞きづらくなったりします。「○○で」「○○に」「○○の」などと助詞を強く言い、それが繰り返されると、聞いている人が話の意味を理解しづらくなります。●改善法
語尾をソフトに話すように気をつけてみてください。熱心に話していると語尾に力が入りがちなので、注意しましょう。
3. 早口になる
早口の原因のひとつに「間」が取れていないことが挙げられます。話すことは「聞く人とのキャッチボール」です。一人で話しているわけではないことを認識し、コミュニケーションの手段ということを忘れないようにしましょう。聞き手を意識していないと「間」を作ることができず、一方通行の話し方という印象を持たれてしまいます。●改善法
相手をよく意識して、話しましょう。「こんにちは」という挨拶のあとには、間(相手からの会釈や挨拶)があるものです。それを待ってから次の言葉を言うと、自然な間が取れるようになります。根っからのおしゃべりの人は特に気をつけてくださいね。
4. 前置きが長い
電話での会話でも同じように癖が出ているはずですよ
●改善法
内容がわかるように、伝えておくポイントを整理しましょう。言いたいことと関係するポイントだけを話すようにしないと、聞き手には何が大切なことなのかがわかりません。
5. 「句点」が少なくメリハリがない
わかりやすい文章は、短いセンテンスで「句点(。)」が打たれているものです。話す時も同じです。ずっと「読点(、)」のイメージで文をつなげて話し続けていくと、自分でもよくわからなくなりますし、相手にも何を言いたいのか伝わりません。変なリズムがつき、聞きづらくなることもあるので気をつけましょう。●改善法
長い文をきちんと意味が分かるように伝えるには、とても技術が必要です。プロのようにメリハリをつけなければ、何を言いたいのかが伝わりません。できるだけ短く「句点(。)」をつけるイメージで言い切り、接続詞でつなげた方が聞きやすくなります。
6. もごもご話す
日常的にあまり声を出していない人に見受けられる癖です。口の開け方が小さいので、口の中で話しているようになってしまい、聞き取りにくく聞き手はストレスを感じます。「えっ、何?」と聞き返されることがある人は注意しましょう。●改善法
もっと口を開けて大きな声で話しましょう。日頃から大きめに声を出す練習をしてみてください。
7. 話を途中でさえぎるような反応をする
まだ相手が話している途中なのに、「あーそういうことか」などと軽い反応をしてしまうと、相手は「話を聞いてくれていない」という印象を持ってしまいます。適度な相づちは必要ですが、相手の話をさえぎるほどの反応にならないように気をつけましょう。●改善法
「それって、○○ってことですよね」といった反応やまとめは、相手が話し終わってからにしましょう。上司が部下の話を聞く時などは、ついやってしまいがちですので注意してください。
癖をいきなり直すことは難しいものですが、意図せず相手を不快な気持ちにさせているのなら直していった方が良いですね。まずは自分の癖を意識してみることです。あとは日々の会話の中で気をつけて、話し方を改善していきましょう。
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