質問に自分の情報をさりげなく加える
話題を広げるには、周りにある目に留まったものを題材にすることもできます |
■質疑応答のような会話例
Q1:どちらからいらっしゃったんですか?
A1:横浜からです
Q2:出身はどちらですか?
一つのQ&Aが終わったら次の質問へ……ということをせず、相手から返ってきた話題を受けて、次の質問を投げかけていくようにします。
■関係を築く会話例 その1
Q1:どちらからいらっしゃったんですか?
A1:横浜からです
Q2:あーそうなんですか、横浜ですか? 横浜はとても好きなところです。ご出身も横浜ですか?
■関係を築く会話例 その2
Q2:横浜へよく行きますが、横浜のどのあたりですか?
Q2:まだ行ったことがないんですが、横浜はどんな所なんですか?
Q2:へ~そうなんですか。横浜にお住いなら海はお好きなんですか?
話を深めるか広げるかを考えながら、次の質問を投げ掛けていきます。自分自身の情報もさりげなく入れると、自然に会話が進んでいくはずです。質問は会話を進めるのに効果的ですが、矢継ぎ早に質問ばかりしていると尋問されているようで、嫌悪を与えるので注意しましょう。今、相手はどのように感じているか表情をよく観察しながら進めましょう。
共通話題を見つけても興奮しない
会話が弾んでいけば共通の話題を見つけることができるでしょう。たとえ自分があまり興味のない話でも、熱心に聞いてあげることが相手への思いやりです。つまらなそうに聞いている態度は、相手に伝わり話す気力を奪ってしまいます。聞いている時の姿勢や視線、そして眼力なども「熱心に聞いている」という態度として意識しましょう。共感できる話題になれば、その話を深めていきます。自分の興味のある話を真剣に、かつ楽しく聞いてもらえるのはとても嬉しいものです。きっと会話がどんどん展開していくでしょう。
気をつけたいことは、共感できた途端に「あ~僕も(私も)そうなんです!」と興奮して相手の話を打ち切ってしまったりしないことです。つい自分の話せる話題だと、相手から話を取り上げてしまいがちですが、ここは冷静に相手の話をしっかりと聞いてからにしてくださいね。
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