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結婚式の司会をきっちりこなす!(2ページ目)

秋のブライダルシーズン。友人、同僚などに結婚式の司会を頼まれたことはないでしょうか? そこで今回は、結婚式の司会を頼まれたとき、注意したいポイントをご紹介しましょう。

執筆者:立川 亜美


堂々とはっきりと話す

結婚式
披露宴を滞りなく、友人ならではの温かい雰囲気で進行できれば、それで成功です。
宴会場の司会席を確認して、早めに準備に取り掛かります。ご来賓のご入場から、もう本番のスタート。準備を終え、しっかりとご来賓をお迎えしましょう。最近では、オリジナルの式も多くなりましたが、通常はここで新郎新婦の入場です。
緊張が高まっている会場での第一声ですが、堂々とした張った声でお二人をお迎えしましょう。「ただいまより、新郎新婦のご入場です!」あなたの声と共に、会場に拍手が起こります。式を進めるタイミングは、式場の担当者が教えてくれます。そのタイミングで次のコメントを話していけば大丈夫です。

披露宴は、乾杯の前と後で雰囲気を変えることが出来ます。主賓の挨拶~乾杯と進んでいくまでは、式典という色が濃いので、少し堅めな口調で話す方がいいでしょう。乾杯のあとは、祝宴になるので少し柔らかめにしても大丈夫です。しかし全体を通して、堂々とはっきりと話す方が好感を持たれます。

先の流れを確認する

司会としてスムーズに宴を進行していくには、流れを確認しておくことが大事。挨拶をされる方が座っている場所を、席次表で確認して「○○の後で、ご挨拶を頂くことになっています」と声を掛けてあげると親切です。挨拶をするご本人も、なんとなく「いつかな~」と落ち着かずに座っていることが多いからです。挨拶の呼び出しをしたら席にいない、なんてことにならないように注意しましょう。

たまに「えっ、聞いてないから」とか「私も挨拶したい」とおっしゃる列席者の方もいらっしゃいます。こんなときは、新郎新婦に聞くことが出来そうなら彼らに。無理そうならば、ご両親などご親族の方に。どうしたいいかの判断を仰ぎます。どんなご縁の方がいらしているのかわからないので、勝手に判断してしまうのは危険です。必ず、指示を仰ぎましょう。挨拶や余興が増えたりして宴会が長くなってしまっては、延長料金が発生することにもなりかねません。困ったときは、会場の担当者に相談しましょう。

宴の結びは華やかな余韻を

祝宴の最後は、花束贈呈やご両家、ご本人の挨拶になる場合が多くです。色々と気遣いが多い結婚式の司会ですが、ここが大切な場面の一つ。お二人の新しい門出を祝い、ご親族にお礼を伝えるという宴のクライマックスになります。今まで挨拶、余興と続いていた場面を、がらっと変えていくのも司会者の役目。はじめのように堂々とはっきりと、そして低めの声で少しゆっくり話すと余韻も感じられます。

ご挨拶も終わり、お開きになるときは、今までの中で一番明るい感じの声で「それでは、これをもちまして○○家、○○家のご結婚ご披露宴をめでたくお開きとさせていただきます!」と。あなたの言葉で、拍手が起こり披露宴はお開きになります。こういった決めの言葉は、しっかりと言い切ることが大切です。そして、最後に新郎新婦、ご両家への挨拶も忘れずに。

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