話し方・伝え方/話し方・話題作りの基本

リラックスできない!緊張克服の意外な方法(2ページ目)

手先ががたがた震えてしまうほどの強い緊張に襲われてしまったら、リラックスしようとすればするほど、ますます緊張してしまう悪循環にはまってしまいます。そんな時に、短時間で効果的な方法を紹介します

執筆者:君塚 由佳

事前準備はイメージトレーニングで!

リラックス!
緊張しないコツは「うまくやろうとおもわないこと」だそうですよ?どうせやるなら、失敗を恐れて苦しむよりも、緊張を楽しんでしまいましょう!
本番に備えて、舞台俳優や、スポーツ選手が緊張対策で行う一番有名な対策法は、イメージトレーニングです。

その方法は、成功しているイメージを、繰り返し頭に叩き込むこと。どのような賞賛を受けているのか、自分はどんな気持ちになるか、そして成功することで得られるメリットなどまで細部にわたってイメージし、アンカリングという行動で定着させるのです。

アンカリングとは、メンタルトレーニングでよく行われる方法で「ある体験に対して、感覚的な刺激を条件付けし、その体験を定着させてたやすく引き出せるようにすること」です。リラックスして成功イメージを強くイメージしたら、それを動作と結び付けましょう。例えば「私は、手を1回叩くと、瞬間的にリラックスする」というように、自分に暗示をかけるのです。

さあ本番!その時にできること


イメージトレーニングをで準備をし、いよいよ本番を迎えたけれど、やっぱりものすごく緊張する!! こんな時のとっておきの対処法があります。

よく「深呼吸して、肩の力を抜け」といわれますが、でも、ガチガチに緊張してしまっていたら、早い息使いを無理やり深呼吸に切り替えたら、呼吸するだけでも苦しくなってしまいます。それに「力を抜かなきゃ」と思えば思うほど、ますます力んでしまうことも多いのではないのでしょうか。

それなら、いっそのこと、想いっきり力んでしまいましょう。力を入れる場所は丹田(たんでん)という場所。おへその少し下、腹筋に力を入れたら一番硬くなる付近です。ここは、体の中の「気」のエネルギーを司るといわれるツボです。そこに手を当てて、意識してグッと力を入れてみると、「腹が据わる」状態になり、呼吸も落ち着いてきます。

緊張が解ければ、後に残るのは心地よい高揚感だけです。準備した最高のイメージのままに話し、振舞うことができます。強力なこの方法を、ぜひ試してみてくださいね!

■関連リンク集
話す前に・伝える前に
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで話し方の書籍をチェック!楽天市場で話し方・伝え方関連の書籍をチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます