理想の品格のある話し方とは
話し方で下品な性格に見られないように、声も明るく自然に。 |
■日本語をしっかりと使える
丁寧語、尊敬語などをちゃんと使えるようにすること。日本語の乱れから、間違えて覚えていることや、ついうっかり使ってしまうこともあります。流行語や仲間内の言葉も避けましょう。最近、テレビで外国人の人がきちんと使っているのを見ると、少し恥ずかしくなります。自身でチェックして、直していきましょうね。
■婉曲話法(露骨にならないよう遠まわしに言う)を使いこなす
露骨な言い方だと、とても相手が傷つくことがあります。かといって、何も言わないでいるのがいいとは思いません。そんなときは、少し婉曲に伝えること。言葉の選び方、例え方でスムーズに会話が進むことがあります。
たとえば、「嫌いです」を「苦手です」という言葉に置き換えてみる。相手が大好きなことを、いくら自分が嫌いだからといって「嫌いです」というと、相手は自分自身も否定されたように受け取ってしまうことも。
■話し方の癖を直す
語尾が延びると、どうしてもだらしなく聞こえたり、しっかりしていないように感じられたりします。品があって出来る人になるには、語尾は延ばさないようにしましょう。あとは、語尾を必要以上に強く話すこと。「~~で」「~~の」というような句読点のところにアクセントがかかってしまうのも、注意します。自分が気付かないからこそ「癖」というので、ぜひ第三者にチェックしてもらうことをお勧めします。
■ひとまず、相手の話を受け取る
否定的な言葉で相手の話をさえぎってしまうのはよくありませんが、すべて「そうですね」と同意しているだけでは自分の意見がない人と、感じられてしまいます。意見を言うときにも、それが肯定だろうが、否定だろうが、一度相手の話をしっかりと受け取ることが大事。そうすることで、今まで話していたことは理解してもらった(同意をもらったのではなく、話はわかった)、と感じます。
具体的には、「お話はよくわかりました」と言って少し間をおいてから、「私は~」と切り出してもいいでしょう。相手の言葉尻を捉えて話し始めることだけは、控えたほうがいいでしょう。
■ゆっくりめで、ゆったり話す
あまり早口だと焦って聞こえ、あわてていて落ち着きがないと伝わってしまいます。品を良くするには「ゆっくりめに、ゆったり」と話しましょう。ただ、間延びするのではなく、話し方に余裕があるようにです。
人間力をあげて魅力を増す
どんなに表面的に話す言葉を変えても、気持ちがついてきていないものは「品」とは言いません。そういう意味で、人間力を上げていくことが大切なポイントです。相手に対しても思いやりの気持ちを持つ、言ったら相手が不快に感じるかもしれないという想像力を養うなど、自分のメンタルな部分を磨くことが一番のスキルアップに繋がります。本当は、魅力のある話し方をするのではなく、魅力ある人が話す。
品を良く話すのではなく、品の良い人が話す、ということでしょう。
でもまず外側から意識して変えてゆくことで、理想に近づけられるはずです。一夜にして身につくことはありませんが、日々のなかで気をつけて実行していくことで、必ず出来るようになると思います。そして、気がつくとあなた自身のものになっているはずです。昨日よりも今日出来ることが増えていくように頑張りましょう。
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