話し方・伝え方/好印象を得る・注目を集める

感動を呼ぶ結婚式のスピーチで一株あげる(2ページ目)

この時期は結婚式に招かれることも多くなり、スピーチをする機会があるかもしれません。そこで、人前で話す場面でもある結婚式でのスピーチで、あなたを出来る人にするヒントをご紹介します。

執筆者:立川 亜美


エピソードを入れて人柄を伝える

結婚式のスピーチ
新郎新婦をしっかり見て話しましょう
スピーチを頼まれたら、事前に話す内容をまとめておきます。あらかじめ言われた時間で収まるように、準備し練習しておいたほうがいいですね。どうしても緊張してしまう場合は小さなメモを用意すると落ち着くでしょう。
他にも、披露宴の流れのどの場面でスピーチをするのか、あらかじめ聞いておくとイメージしやすくなります。通常は、初めは式典として堅めに、だんだんとラフになっていきます。
では、具体的な組み立て方をご紹介します。

1. 挨拶
まずは、お祝いの言葉。ご両家の皆様にもお祝いの言葉を贈ることを忘れずに。
「○○さん、○○さん、そしてご両家の皆様、本日はおめでとうございます」

2. 自己紹介
司会者から紹介される思いますが、簡単に新郎、新婦との関係なども含めた自己紹介をしましょう。
「ただいまご紹介に預かりました、私(わたくし)、新郎(新婦)○○さんの友人の○○と申します。私たちが知り合ったのは……」

3. エピソードを話す
スピーチは、来賓の方に新郎新婦の人柄をもっとわかってもらうためのもの。お祝いの席なので、あなたらしく新郎新婦を褒めてあげましょう。そのときに、印象に残った具体的な場面を想像して話すと、皆さんに伝わりやすくなります。
「一緒に仕事をさせていただいておりますが、ひとつ忘れられない事がございます。それは……」

4. 贈る言葉
印象に残るエピソードのあとは、新郎または新婦そしてお二人へ贈るメッセージです。励ましや結婚生活へのアドバイスもいいですね。何か意味のある「言葉」を贈ってもいいでしょう。
「これからは、おふたりで……」「これからも、いい友人として……」

5. 最後にもお祝いの言葉を
スピーチの最後にもう一度、お祝いの言葉を言って話を締めましょう。
「本日は、本当におめでとうございました」

ビジネスシーンでの活用法

結婚式のスピーチは、堂々と本人を目の前にして褒めることです。これを仕事の場面で使うことも出来ます。

たとえば、お世話になった人が異動してしまうのでお礼をいう場合。一対一だとお互い照れくさくて、本当に伝えたいことが伝わらない、なんてことも。そこで、スピーチにして「○○さんには、とても大切なことを教えていただきました。それは……」というように、皆の前で話すと意外に言いやすかったりします。ちょっと面と向かっては言いにくいな、という言葉も照れずに言えるかもしれません。ぜひ、仕事の場面でも使ってみてください。

結婚式でのスピーチで一番に大切なのは、心からの祝福の言葉です。美辞麗句を並べるよりも、あなたの心からの一言のほうが、ずっと価値があります。新郎新婦にとって、忘れられない素敵な1日にしてあげてください!

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