話し方・伝え方/話し方・話題作りの基本

会話が続かない……を解決するキッカケ作り(2ページ目)

「はじめて会った人と、どのくらい会話が続きますか?」とアンケートをとったところ、2~3分と答えた方が一番多くいました。そこで今回は、会話をもう少しつづける秘訣をご紹介します。

執筆者:立川 亜美


相手の売りを見つける

パーティでの会話
話すときは相手の顔全体か鼻の辺りを見るのがいいでしょう
会話を進めていくときは、相手の売り、つまりPR出来そうなポイントを引き出すつもりで話してみます。これは相手にとって話していて心地よい話題です。相手を観察し、「この人こんなところすごいな」と感じたことをさりげなく入れていきます。ただ、なんとなく聞いているのではなく、自分の感想を短く返していくことが大切です。

たとえば、
■ 同じ仕事を20年続けていたという人だとしたら……
× 「そうなんですか、永いですね」
○ 「20年も続けていらっしゃるんですね。私だったら出来るかな、と思ってしまいます……」

■ テニスを趣味でやっている人だとしたら
× 「よく時間がありますね」
○ 「忙しいのに、そういう時間を作れるのは自己管理が上手なんですね」

というように、相手の会話をポジティブにとらえて感想を返してあげます。
どんな話でもネガティブとポジティブの両面がありますね。ここは、相手の話したことをいいポイントとして捉えて、会話を進めていきます。誰でも、自分のことを認めてくれる言葉はうれしいものです。

人に紹介しながら感想を伝える

二人の会話にもうひとりが入ってきたときや、知り合いに紹介するとき、相手との会話で気づいたPRポイントを、第三者に向けて話してみます。

「こちらは○○さんです。20年前から仕事を続けていらっしゃるというので色々とご苦労もあったでしょうが、愚痴ひとつおっしゃらないんですよ」

このときは、相手が会話で話していないこと、あなた自身が感じたことを言葉にすると「よく見てくれているな」と好感を与えます。第三者に伝えるのは直接本人に伝えるよりも効果的です。

相手の人柄だけでなく、会社のことを話題にすることも出来ます。もし自分が他の人に「この人のよいところを紹介してあげるとしたら……」と思いながら、相手と会話をしてみてください。きっと、弾んだ会話は続いていくでしょう。


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