浴室はいつもカラっと清潔
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| 浴室暖房乾燥機のほか、テレビやサウナ付き浴室も増えている |
まずは「浴室暖房乾燥機」。これは浴室を換気・乾燥させる設備で、入浴前に浴室を温めておく機能もあります。浴室内にポールなどが用意されていて洗濯物を干して乾燥させることもできます。雨の日や夜間など天候や時間を気にせずに洗濯ができるというのもメリットのひとつでしょう。バルコニーに洗濯物が干せない都心部のマンション、タワーマンションなどでは標準の設備です。
デメリットといえば、当たり前のことですが、洗濯物を干したままにはしておけないということ。お風呂に入る際は、浴室内の洗濯物は片づけなくてはなりません。とはいえ、洗濯物を室内干ししなくてよいことは大きなメリット。来客がある日、バルコニーに干した洗濯物がリビングから丸見えというのも避けたいものです。
頭寒足熱。体にもやさしい「床暖房」
お次は「床暖房」。床の下に敷いた温水蓄熱式または電気式の発熱体で温める暖房システムです。温風が吹き出さないので部屋の中にホコリが舞い上がらず、空気も汚れません。また、床暖房は輻射熱で体の芯から温まるため、エアコンなどの温度よりも低い温度設定で十分な暖かさが得られる仕組みになっています。ただし、難点はランニングコストと温まるのに少々時間を要するということ。最近の新築マンションではLDに標準装備されている場合が一般的ですが、「電気代が気になって床暖房はほとんど使っていない」という声や「中住戸なので床暖房を使うほどの寒さを感じていない」という声も聞かれます。
家事時間の節約で気持ちにも余裕
そしてシステムキッチンにビルトインされた「食器洗い乾燥機」。これは物件によって標準装備の場合とオプション設定になっている場合があります。なかには「○○社製の食洗機が付けたい」というこだわりがある人もいるでしょうが、オプション設定の場合でも、キッチンの大きさによって取り付けられるメーカーやサイズが限定されているのが一般的です。食洗機のメリットとして挙げられるのは、なんと言っても家事時間の節約でしょう。時間だけでなく「気持ちに余裕ができた」という声も少なくありません。また、使った食器をシンクの中にため込まずに済むので、忙しい朝や急な来客の時も安心です。
さて、こんな便利な食洗機でも小さな問題はあります。手洗いより水は節約できると言われていますが、電気代はかかります。そして、機種によっては運転音が気になることもあります。特に最近はLDと一体になったオープンキッチンが多いので、食洗機を動かすときはテレビのボリュームも上げなくてはいけないということもあり得るかもしれません。
定番設備に加え、次ページでは最新の設備事情を見ていくことにします。
