キャリアプラン/自己分析の方法

あなたの強みは本当に強いですか?(2ページ目)

自分で強みだと思っていること、会社の中の尺度で強いと評価されていることが、必ずしも転職マーケットやビジネスのマーケットで強いと評価されるとは限りません。あなたの強みは本当に強いですか?

執筆者:牧田 幸裕


その1 転職マーケットで強みを試してみる

本当の強みはプロの強み
ビジネスの世界での強みとは「値がつく強み」。これが社外のマーケットで通用する強みだ。【(C)Getty Images/AFLO】
一番分かりやすいのは、自分の強みが、本当に通じるかどうかを知るために、転職マーケットで自分を試してみる事です。

転職する気があろうとなかろうと、ヘッドハンターや、転職エージェントと会ってみる。そして、自分の強みをアピールしてみることです。そこで、彼らが関心を持てば、少しは強みと言えるかもしれません。もし、苦笑いされてしまうようであれば、それは強みではなく、勘違いということです。

ビジネスの世界での強みとは「値がつく強み」です。草野球の名投手や4番打者は、趣味の世界です。ビジネスの世界の強みとは、日本のプロ野球や米国の大リーグで、値がつく=取引される強みです。言い換えると、その強みに他者が付加価値を感じ、対価を払いたいと思うような強みだということです。転職する場合で言うと、採用する企業側がその強みを買いたい!と思うような強みになります。

そこで、ヘッドハンターが紹介してくれる転職候補先の企業で、自分の強みをアピールしてみます。候補先の企業が対価を払ってでも、あなたの強みを欲しいと思うのであれば、値がつき取引が成立する可能性があります。候補先の企業が、「こりゃいらないな」と思えば取引は不成立になるわけです。

しかし、自分の強みを知るのに、いきなり転職エージェントにアピールしてみるというのは結構ハードルが高い話かもしれません。でも大丈夫。もう少し簡単な方法を次ページで、紹介します。
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