工法・構造とアフターメンテナンスについて質問
3つめは、工法・構造をはじめとする性能についてです。最近のモデルハウスでは、室内の一部にそのモデルハウスの構造がわかるように、構造材や断熱材が見えるようになっていたり、模型が展示しているところがあります。会社によっては、他社にはない工法・構造を採用していたり、独自のパネルや金物を使っているところも多くあります。断熱についても、採用している断熱材や施工方法、開口部の仕様などが住宅メーカーによって違います。耐震・耐久・断熱性などは、住宅の基本性能に大きく関わることなので、どのようになっているのか、必ず質問してみましょう。
構造体の一部が見えるようになっているモデルハウスもあります(写真はモデルハウスのものではありません)
家を建てるときには、プランニングや施工だけでなく、建築後のアフターメンテナンスや保証体制についても、事前に調べたうえで、家づくりのパートーナーを選ぶべきです。そのためには、アフターメンテナンスや保証内容についても、どのようになっているのか、質問してみましょう。建築後の定期点検の内容のほか、時期と回数、有料の点検と無料のタイミング、アフターメンテナンスはどこ(施工と同じ会社が行うか、子会社や関連会社が行うか)が担当するかといった基本的な情報は、ホームページやパンフレットでもわかりますが、実際に営業担当者に聞いて、感触を確かめておきましょう。保証内容や条件については、メーカー独自のルールを設けているところもあります。単純に「◯年保証」という数字だけにとらわれず、詳細を確認して、複数の会社と比較検討することをおすすめします。施工後の体制について自信をもっている会社なら、具体的にかつ詳しく話をしてくれるはずです。
次ページでは、間取りやプランに関することについて説明しましょう。