照明・LED/照明器具・間接照明の基礎知識

ハロゲン電球の何がいいの?(2ページ目)

最近、ショップや飲食店でも見かけるようになったハロゲン電球。とはいえ、使い方はまだまだ限られているようです。普通電球とどう違うの?という方のために、今回は、ハロゲン電球についてお話したいと思います。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

アクセントになる照明テクニック


ハロゲン電球には、通常に使われている電圧100V用と電圧を下げた低ボルト12V用があります。前ページの写真の右側3つが12V用ランプです。100V用に比べ、フィラメントも小さいのが特徴です。

反射鏡と組み合わせたタイプは、海外ブランドショップをはじめ、店舗の重点アイテムのディスプレイでは欠かせません。商品をきれいに見せ、反射鏡なしに比べてランプ効率も2~3倍良いのです。
 
ランプの名称にもなっている「ダイクロイックミラー」は、電球から放射される熱線の80%以上をミラーの後方に逃がす機能を持った優れものの反射鏡です。熱に弱い食品や変色を嫌う製品に向いています。

ハロゲンランプでの照明したダイニングテーブル
このように、ハロゲン電球は、スポット照明で使用すると効果的です。

スポット照明は、空間でアクセントにしたいモノを光で強調して、それ自体が空間から浮かび上がってるように見せる照明テクニックです。
 
住宅では、ニッチの照明やダイニングテーブル上の照明、観葉植物のアクセント照明などに使うと、白熱電球とは違った雰囲気で効果的な演出となります。壁に穴をあけられない場合は、スタンドを利用してみましょう。


次のページでは、眩しさをうまく利用したハロゲン電球の使い方と、気になる値段についてお話します。   
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