照明・LED/照明器具・間接照明の基礎知識

ハロゲン電球の何がいいの?

最近、ショップや飲食店でも見かけるようになったハロゲン電球。とはいえ、使い方はまだまだ限られているようです。普通電球とどう違うの?という方のために、今回は、ハロゲン電球についてお話したいと思います。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

ハロゲン電球の特徴


ハロゲン電球を知っていますか。
このサイトを読んでいる方だったら、「知っているよ」と答える方が多いかもしれませんね。最近は、デパートのディスプレイやおしゃれな飲食店でも見かけるようになりました。大型の家電専門店や東急ハンズのようなDIYショップなどでも売っています。

今回は、身近になってきたハロゲン電球についてのお話です。

まずは、下の写真をご覧下さい。
左から、
普通電球100V60W
ハロゲン電球100V250W
ハロゲン電球12V10W
ダイクロイックミラー付ハロゲン電球12V50W
ダイクロイックミラー付ハロゲン電球12V35W



ハロゲン電球の特徴としては、
1.とにかく小さい
普通電球が握りこぶし大とすると、ハロゲン電球は小指か、その先端くらいの大きさです。光源が小さくなれば照明器具も小さくなります。
※放熱のために、器具はある程度の大きさが必要です。

2.とても眩しい
ランプが小さいと、バルブ内のフィラメントも小さくなります。ここに、普通電球と同じか、それ以上の光量が通ると、光源の輝度が高くなり、眩しさを感じます。同じ100Wの普通電球とハロゲン電球を近くで見比べると、断然、ハロゲン電球の方が眩しいのは、そのためです。
(注)目にはよくないので、真似はしないで下さい。

3.とても熱い
コンサート会場でスポットライトが当たって熱い経験をされた事ありませんか。これと同じように、ハロゲン電球もランプから放熱されます。普通電球に比べ、フィラメントの温度が高く、耐熱性の高い石英ガラスを使って、ランプ全体の温度をさらに高くしています。
(注)使用中は素手での取扱いは厳禁です。

次のページでは、ハロゲン電球の種類と効果的な使い方についてお話します。  
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