色温度とは?
だんだんと暑い日が多くなってきましたね。
特に、夜、蒸し暑さを感じてしまうのは、私だけでしょうか。暑さを紛すために、窓を開けたり、団扇であおいだり。それでも、我慢が出来なくなって、扇風機を入れたり、しまいにはエアコンを入れたり。
こんな時に、照明の小業で、ちょっとした涼しさを作り出すことができるので、ご紹介しましょう。
エアコンとは違い、温度設定ができる照明器具は、残念ながらありません。それでは、どうやって照明で涼しさを作るのでしょう?
その前に、光色(こうしょく)についてお話しておきましょう。
光は固有の色を持っており、この光色は色温度:K(ケルビン)の単位で表します。例えば、同じ40Wの直管蛍光灯でも、実は光色によって、電球色、温白色、白色、昼白色、昼光色の5種類があります。
記事蛍光灯の起源で書いた「電球色は赤味をおびた暖かい光」「白色はさわやかな光」は、これを大まかに言っています。
余談ですが、我々が仕事で設計をする際は、一本の蛍光灯の色さえ、光色を指定します。それくらい、光色は、全体の雰囲気を左右する大切なものです。
次のページでは、対策方法と照明テクニックについてお話します。