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クリスマスイルミネーションの起源は16世紀にさかのぼり、宗教改革で知られるマルティン・ルター(ドイツ)が考えたと言われています。彼は夜、森の中で煌く星を見て感動し、木の枝に多くのロウソクを飾ることでその景色を再現しようとしたようです。
しかしルター以前に、永遠の生命を表す常緑樹に、ロウソクだけでなくいろいろなオーナメントを吊るし、木にやどる精霊に自らを守ってもらうことを祈りながら、その周りを歌い踊る習慣があったとも言われています。(火を使用しているので火災もあったようです)どの説が正しいかわかりませんが、いづれにしても起源はドイツのようです。そのせいか、ドイツのフランクフルトやニュールンベルグなどではクリスマスマーケットの光を中心にとても賑やかで楽しいです。
ドイツの人から聞いた話ですが、資本主義の精神に関係するプロテスタントの影響を受けている人は家でもイルミネーションを積極的に使用して華やかだけど、カソリックの人は比較的質素で、キリスト生誕にまつわる物語を人形や置物を使ったジオラマで再現して祝うことが多いそうです。