インテリア照明/ダウンライト・スポットライト

得する電気代 ダウンライトの選び方2(2ページ目)

全般照明用ダウンライトは4つのタイプに分けられるので違いを知っておく必要があります。新築やリフォームを計画している方は特に必見です!

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

以外と違う電気代


(3)バッフル
ぎざぎざのフードのことをバッフルという。これがまぶしい光をカットしてくれる。そのため目にやさしい全般照明が得られやすいが、バッフルだけだと効率がよくないので、最近は反射鏡付きバッフルダウンライトが増えている。
 
(4)乳白カバー
柔らかな光による全般照明を可能にする。ダウンライトの枠(トリム)が木を使用してあると木の天井を持つ和室の照明に適している。効率が落ちるので明るい照度を必要とする場では不適。
(3)バッフル
(4)乳白カバー

 
ちなみに3m(間口)×7m(奥行き)の明るい仕上げの部屋(天井高さ2.4m)で100ルクスの照度を求める場合、(1)の器具であれば一般電球60W用6灯ですみます。しかし、(3)のバッフルのみの器具で同じ一般電球60Wを使用した場合、およそ20灯も必要になります。この器具の単価が(1)の1/3としても灯数が増える分、器具代としてはあまり大差はありません。

しかし電気料金で考えると大きな差が生じます。例えば(1)で年間1万円の電気料金がかかるとすれば、同じ条件で使用した場合
(3)は3万円以上になり、年間2万円、10年間で20万円以上の違いが生じる計算になります。

勿論このシミュレーションが少々オーバーとしても、ダウンライトの選定と使い方を誤ったために10年間で損失する金額が5万や10万円になることは決して珍しいことではないのです。

図引用:照明[あかり]の設計 (株)建築資料研究社

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「部屋の広さに適合 ダウンライトの選び方1」
「空間を演出する ダウンライトの選び方3」
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