光に満ち溢れた家、カサ・ミラ
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それ以外のところは現在もアパートメントとして人が住んでいます。1910年に完成しているこの建物は電灯照明が使用されていたようで、展示の部屋では電灯照明の初期の形態をもった照明器具らしきデザイン器具が点灯されています。
インテリアは今でもそんなに古い感じはなく、おそらく当時時代の先端をいってた人々が生活していたに違いありません。昼間は白っぽい部屋に自然光が差し込むと全体に光満ちた明るさになりますが決して退屈するような雰囲気ではありません。
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室内の漆喰天井の凹凸は光を受けて表情を持つことから、陰影によって空間に表情が生まれます。夜は建物のライトアップと玄関ホールしか見ることができませんでした。しかし玄関ホールのランタンに灯りが付くと雰囲気は昼間と全く異なり幻想的でした。(写真4)
参考文献:「ガウディの言葉」入江正之編著 彰国社
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