照明・LED/照明・LED関連情報

手早く作業ができるキッチン

使いにくいキッチンだと料理や片付けに時間がかかってしまいます。食器や調理器具の出し入れも、キャビネットの中が暗くてはやりづらいですよね。快適なキッチンには、照明の取付位置や器具選びも重要です。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

全般照明は陰影の少ない明るさを


写真1.ダイニングルームから見る
キッチン空間のレイアウトにはI型やL型、アイランド型、カウンター型などがあり、さらに導入されるシステムキッチンなどによって照明器具の選定や配灯が微妙に変わってきます。キッチンの全般照明は一般にダウンライト、もしくは天井直付けの器具で採ることが多いです。

いずれの器具も眩しさのない程度の比較的柔らかな光が薦められます。それは空間に不要な陰影を作らないことと、またキャビネットの扉を開けたとき、キャビネット内の様子が見えることが望まれるからです。

例えば7~8平方メートルくらいのL型キッチンであれば、天井に40Wの直管型蛍光ランプ器具を直付けするか、埋め込むと良いです。器具は乳白カバーやプリズムカバー付きで眩しくなく、光がほど良く拡散していれば効果的です。

写真2.カウンター型キッチンの照明

カバー付きだと、油などで汚れてもすぐに拭けることも利点です。このような器具で平均80ルクス前後が期待できるため、JIS基準を満たすことが可能です。

なお、直付け器具はウォールキャビネットの開閉で扉がぶつかることのないよう、取り付け位置に注意しなければなりません。

次の頁では、「タスク照明は眩しさのない明るさを」についてご紹介しています。
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