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手早く作業ができるキッチン(2ページ目)

使いにくいキッチンだと料理や片付けに時間がかかってしまいます。食器や調理器具の出し入れも、キャビネットの中が暗くてはやりづらいですよね。快適なキッチンには、照明の取付位置や器具選びも重要です。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

タスク照明は眩しさのない明るさを


写真3.ワークトップの照明
キッチンのタスク照明はJIS基準では200~500ルクスの照度が推奨されております。この明るさを求めるにはウォールキャビネットの下面に、できるだけランプが見えないように細型蛍光灯を内蔵することが望まれます。

調理などの作業を行うワークトップの広さにもよりますが、シンクを含めて少し広めであれば、トータルで直管型蛍光ランプ40~60Wくらいを目安に配灯すると良いでしょう。

それらの器具が下面開放型であれば、直下で500~1000ルクスほどの照度が期待できます。ワークトップのうちコンロのある場所は、コンロからの高さが1m以内だと湯気などの影響を受けるため、普通の器具の使用は避けなければなりません。

タスク照明器具は器具の近くに点滅スイッチがあることが望まれます。しかしぬれた手でスイッチを触るのが嫌な場合、人感センサー付きでワークトップに近づくと自動的に点灯するものがよいでしょう。

写真4.細型蛍光灯(器具幅約2cm 高約3.5cm)
 深夜、冷蔵庫を開けるためにキッチンの全般照明を点灯することがありますが、明るすぎると目がさえてしまう恐れがあります。目の覚めない程度の明るさが得られる小型器具が別に、適当な位置にあると良いです。

最近のキッチンはいろいろな家電製品が使われております。電子レンジや食器洗い・乾燥機、加熱調理機器など、なかには消費電力の高いものもあります。コンセントの回路分けを考えていないと、同時に複数の電化製品を使用する時に、ブレーカーが飛んで真っ暗闇になることもあるので注意が必要です。

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