欧州ではコンパクト型が住宅に薦められている
写真2.コンパクト型蛍光灯のダウンライト。写真はまぶしさをおさえるバッフル付のタイプ。(ヤマギワHPより) |
またコンパクト型はランプに安定器を内臓していない分、価格も少し安くなっています。さらにランプ寿命や明るさの点でも、メーカにもよりますが若干優れた特性を持っています。
ヨーロッパでは住宅照明の主流は白熱灯です。国にもよりますがおそらく70,80%は白熱灯照明です。彼らが住宅で蛍光灯を使わない理由は気候風土の関係が大きいと思います。特に平均的に気温の低い国ほど暖かい光を好むため、蛍光灯の電球色では得られないインテリア色や白人の顔色など微妙な色の再現性に勝る白熱灯が評価されています。
しかしそのような事情も地球規模の温暖化には勝てず、また蛍光灯の特性が白熱電球に極めて近づいてきた理由もあり徐々にではありますが蛍光灯を見直すようになってきています。行政がその筆頭にコンパクト型蛍光ランプを推奨しているようです。住宅の消費電力を大幅削減させるため積極的になっているのです。
写真3.コンパクト型蛍光ランプダウンライト断面。右は浅型で、ランプが横についているのがわかります。(ヤマギワのカタログより) |
しかし、いつの日か魅力的なコンパクト型蛍光ランプ用器具が開発されれば様子が変わるかもしれません。
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