床の間を引き立てる光


写真1.角型ダウンライトで全般照明された和室。
お正月にお客さまを家に招くとき、おそらく和室に通されることが多いと思います。 比較的簡素な和室のなかでお客様をどうもてなすかのポイントは、例えばお正月飾りの床の間にあるかと思います。
 
床の間、という小さな空間を引立たせるには装飾と照明が欠かせません。床の間の照明は当然、和室の全般照明と関係します。一般に明るい感じの和室が好きな人は木の枠を持った乳白カバー付きシーリングライトで全般照明されることが多いです。そして好みによって蛍光灯の白色か電球色が選ばれます。
 
明るさより、例えば高級旅館の客室のような雰囲気を好む方は白熱灯のペンダント、もしくはダウンライトで全般照明します。いずれにしても天井が木の仕上げであれば照明器具のデザインは天井材と調和するような素材のものが選ばれます。


写真2.床の間はダウンライト2灯で演出。
ところで床の間とは、どのような空間でその起源はいつごろになるのでしょうか。室町時代、床の間はそれまで別々の部屋にあった床、書院、違い棚を一体にしたことがその始まりと言われています。
 
さらに、鎌倉時代に禅僧が仏画を前に称名(仏の名を唱えること)をあげるとき、三具足(花瓶・香炉・燭台)を置く小さな台が床の間の起源とも言われています。

次の頁では床の間の自由な使い方をご紹介します。