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ひな祭りイルミネーション(2ページ目)

ひな祭りは子供に和の明かりを感じさせる絶好の機会。灯りを点けましょぼんぼりに~という歌にあるように、ぼんぼりはお雛様に欠かせません。今回はひな祭りの照明演出法をご紹介します。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

子供たちに和の明かりを


写真4.毛せんに光が透過するよう飾り台の内側から照明。ひな祭りこそ子供たちに「和の明かりに対する感受性」を高める絶好の機会です。雛段が飾られているとき、子供たちの目は間違いなくそこに集中しています。この時こそ一時でも部屋の煌々とした明かりを消して、雪洞だけで照明してみてください。

もし暗くて人形などが見えにくいようでしたら、調光付きのスタンド器具を部屋のコーナーにおいて、部屋がほのかに明るくなるようにして見ると良いです。雪洞の光と飾られた人形の様子もぼんやりと見える程度がとても雰囲気があって効果的です。


写真5.和ろうそく。炎の形が洋ろうそくより長いのが特徴です。
和ろうそくを雛飾りの両脇に灯してみるのも一考です。火の光の独特の効果を楽しむことができますが、くれぐれも火災や火傷に注意をしてください。

段飾りであれば段の中に蛍光灯などを仕込んで(照明熱に注意)毛せんからほのかな光を出すことも面白いです。

また夜に子供たちが集まってパーティを行うのであれば、柔らかなスポットライトで雛飾りが浮かび上がるにようにし、料理などが置かれているテーブルには小さめの和ろうそくの光が置くのも勧められます。クリスマスのパーティとは一味も二味も異なる雰囲気が表現されるはずです。



写真6.毛せんの透過光とスポットライトの併用照明。着物や道具などの金色が豪華に輝く。なお、明るいスポットライトは強い影に注意。


<関連記事>
「和室に和ろうそく」
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