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フィンランド祈りの光~宗教建築を旅する1

その土地の文化や時代を反映する寺院、教会は建築や照明に興味がある人には必見です。今回は自然と生活に溶け込むフィンランドの教会をご紹介します。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

ヘルシンキの街と教会


写真1.のどかな港のマーケット広場古代から宗教や信仰は人間社会の中に深く根強いてきました。時代やその土地の文化が色濃く反映する寺院、教会は建築や照明に興味がある人にとっては必見の場でもあります。

また、教えを広めると言う意味でも宗教建築は大きな役割をはたしており、例えばステンドグラスのように聖書の内容を絵で表すことで、当時字の読めなかった人にも教えがわかるようになっており、また光によって神の存在を感じさせる演出を行ったりすることもありました。

写真2.ヘルシンキ大聖堂。階段に腰掛けて休憩する人も多いようです。
もちろん信仰を持たない人でも、そういった光空間の中では、心穏やかに自分の内面に目をむけることができるのかもしれません。

さて、第1回目の今回はフィンランドの首都ヘルシンキの教会をご紹介します。

写真3.ロシア・ビザンチン様式のウスペンスキ寺院
港町として発展した首都ヘルシンキの街は、スウェーデンやロシアに長く統治された影響の残る古い建築とモダンな建築、そして自然が上手く調和しています。通りには小さなアンティークショップや雑貨店が並びインテリア好きの人なら買い物だけでも2、3日楽しめそうです。

フィンランドでは近年、教会建築のコンペに国を代表する建築家が参加し、新しい発想を取り入れた教会いくつも建っており、建築業界からも注目されています。


次の頁では、陽光をテーマにしたモダンな教会をご紹介します。
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