インテリア照明/シーリングライト・ペンダントライト

シーリングライトの賢い使い方(2ページ目)

シーリングライトは部屋に必要な明るさはとれても、それだけでは雰囲気や快適さに欠けることもあります。他の照明との併用や調光機能の活用法など、すぐに役立つ使い方をご紹介します。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

蛍光灯シーリングライトプラスαの照明を提案します


図3.シーリングライトを消して間接照明とスタンドを点灯しかし、シーリングライト1灯だけで照明している部屋は、夜も同じ明るさにすると、明るすぎて落ち着かなくなることが考えられます。もし、夜は昼間と異なる雰囲気を求めたいのであれば、シーリングライトは調光機能付きのものを選び、何段階か明るさを落として使用することが望まれます。

その際、リビングのように昼も夜も過ごす場所では、天井からの光とスタンドライトや間接照明などと組み合わせておき、時間帯やシチュエーションによって照明を切り替えるのがお勧めです。


図4.シーリングライトはなく、間接照明とダウンライトで全体的に明るい印象の部屋
蛍光灯シーリングライトには段階的に明るさを変えられる段調光タイプや、光色の変えられるもの、上向きの間接光のみに切り替えられるもの、スポットライトがつけられるものなど、幾つかの機能をもったものがあります。それらを上手く利用し、夜は天井からの明るさをできるだけ抑えて、低い位置のスタンド照明などと組み合わせてみてはいかがでしょうか。

例えばスポット的な陰影の強い光もシーリングライトと組み合わせれば、部屋全体をちょっとメリハリのある演出空間にすることは可能です。蛍光灯は調光で照度を落とすと白熱灯ほど雰囲気は出ません。特に白色の光で照度を落とすと陰気な雰囲気になってしまいます。そのようなマイナス効果を白熱灯のスポットライトやスタンド器具が払しょくしてくれるのです。

いずれにしても住空間は用途や好みに応じて光を如何に使い分けていくかを考えることが大切です。

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